Jazz Classic Audio Life

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Soundin' Off / Dizzy Reece Blue Note 4033

Dizzy Reece Soundin Off Blue Note BST 84033
★★★☆
『Soundin' Off』
Blue Note BST 84033 → Toshiba-EMI BNJ 71032
1960年5月12日 録音
Dizzy Reece(tp) Walter Bishop Jr.(p)
Doug Watkins(b) Art Taylor(ds)


Side-1
1.
A Ghost Of A Chance
2. Once In A While
3. Eb Pob
Side-2
1. Yesterdays
2.
Our Love Is Here To Stay
3. Blue Streak

「A Ghost Of A Chance」 のセカンドソロは思わず “がんばれ!” と応援したくなる
箇所がけっこうあります。 ワンホーンのスローバラードは やはりむずかしいのでしょう。
「Once In A While」 は残念ながらソロに脈絡が、ストーリーが感じられません。
本作は B面に評価が高いようですが注目したいのは 「Our Love Is Here To Stay」 での
ワトキンスのソロが いちばん聴きごたえがあります。 実力者たる所以ですね。
それにひきかえウォルター・ビショップはブロック・コード多用でシングルになると
才能不足が目立つ。 本作から 10ヵ月後に 「Speak Low」 を録音した人物と とても
同じとは思えません。

ベストトラックは自作の 「Blue Streak」 か、でもソロに不安定な ところが見えます。
このアルバムに Allmusic のリック・アンダーソン氏は星4の評価を下していますが、
わたしは ぎりぎり4、ブルーノートのラスト作なのに がんばりきれていないので、
さらに☆減、だと感じました。

※以上2015年1月10日の記述でした。


Soundin' Off / Dizzy Reece(SACD)
Soundin' Off / Dizzy Reece(SACD)

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Hot Turkey / Ray Bryant

Ray Bryant Hot Turkey Black And Blue 33.089
★★★★☆
『Hot Turkey』
Black And Blue 33.089 → Nippon Phonogram 25PJ-3
1975年10月15日 録音
Ray Bryant(p)
Major Holley(b/Side-1) Panama Francis(ds/Side-1)


Side-1
1. Hot Turkey
2. Lil Darlin'
3. Satin Doll
Side-2
1. Saint Louis Blues
2. Take The A Train
3. Sophisticated Lady
4. B & H Blues

なぜこのオリジナル盤を手放したのだろうか? 1970年代半ばはマイナーレーベルが多く
出現したものでした。 本作の Black and Blue はアルバム自体の造りはあまり良いとは
言えず、たとえば SteepleChase とは造り、音質、ジャケットセンスの差が明らかでした。
その分、ブルージーというか土着的というか、つまりレイ・ブライアントにはぴったりの
レーベルと言えるのです。

本作は古くからのブライアントファンも納得のいく好アルバムで、トリオとソロの両方が
愉しめる格好の作品です。 午後のひとときコーヒーを飲みながら、また夜に好きなお酒を
飲りながら、ジャズを趣味にしてよかったな、と思う一枚です。
アルバムの始めと終わりに自作曲を配し、あとは超有名なスタンダードを並べるという
うれしい構成も功を奏している、おすすめ盤です。

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なんと US盤より独盤のほうが音が良い?という事実!?

Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. HS 3504
★★★★★
『You Must Believe In Spring』
独 Warner Bros. WB 56879(LC 0392)
1977年8月23日~25日 録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Eliot Zigmund(ds)

Side-1
1. B Minor Waltz (For Ellaine)
2. You Must Believe In Spring
3. Gary's Theme
4. We Will Meet Again (For Harry)
Side-2
1. The Peacocks
2. Sometime Ago
3. Theme From M*A*S*H (aka Suicide Is Painless)

本作はエヴァンス諸作のなかでも とくに人気が高く傑作としての評価も定着しています。
わたしはオリジナル盤 (マトリックスA面・WA8、B面・WA7) を持っているのですが
ここに恐ろしいことを おっしゃるブロガーがいらっしゃって、わたしはたいへんショックを
受けているのです。 このことを考えると夜もろくろく寝ることができません、あぁ!
ブログ 『廃盤蒐集をやめるための甘美な方法』 のルネさんという方が書かれているのです。

“このレコードのドイツプレスはUSオリジナルより音がいい。 いや、正確に言うと音の
種類が違う。 以前からずっとUS盤の音には違和感があった。 全体的に人工着色料で
べっとりと色付けしたような不快な音だと思っていた。 ピアノはエレピのようだしベースも
安いエフェクターを通したエレベのような音。 音場感ものっぺりと平面的で楽器それぞれが
音場の中に埋もれてしまっているような感じだ。
ところが、ドイツ盤は違っていてピアノはちゃんとアコースティック・ピアノ本来の音だし
ベースもドラムも本来の楽器の音を取り戻している。 各楽器の音はきちんと分離していて
各々の音像も独立している。 だから3次元の立体的な音場感で、全体的に透き通って
ひんやりとした雰囲気が流れている。
つまり、ドイツ盤のほうが この作品本来のイメージにより近い音で鳴る。 こう言うと誤解を
招きそうだが、繊細さがあって、ちょっと ECM的なのだ”

結論として彼が言いたかったことは、つぎの言葉!
“何でもかんでもオリジナルがいい、ということでは決してない”

そこで お願いです。 ドイツ盤を お持ちで この考えに同感の方がいらっしゃれば
ぜひともコメントを お寄せください。

Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. WB 56879 -1Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. WB 56879 -2

ドイツプレスのレーベルですが、左の方がプレスミスが少なく音が安定しているらしい。
右はちょっと雑なところが あったりするそうです。


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Jam Session / Clifford Brown

Clifford Brown Jam Session EmArcy MG 36002
★★★★☆
『Jam Session』
EmArcy MG 36002 → Nippon Phonogram 15PJ-2017(M)
1954年8月14日 録音
Clifford Brown, Maynard Ferguson, Clark Terry(tp)
Herb Geller(as/except 1-2) Harold Land(ts)
Richie Powell(p) Junior Mance(p/except 1-2)
Keter Betts(b) George Morrow(b/1-2) Max Roach(ds)
Dinah Washington(vo/1-2))


Side-1
1. What Is This Thing Called Love
2. Darn That Dream
Side-2
1. Move
2. Medley: My Funny Valentine / Don't Worry 'Bout Me / Bess, You Is My Woman Now /
  It Might As Well Be Spring


ブラウニーとマックス・ローチが双頭バンドを組んで正式に録音したのが1954年8月2日。
「Clifford Brown And Max Roach」 「Brown And Roach Incorporated」 が当日録音され
つぎつぎと傑作を生んだのです。 初録音から12日後に本作がスタジオライブとして録音。
人気の点では ちょっと落ちるかもしれませんが、文字どおりジャムセッションの雰囲気を
楽しむには うってつけの一枚です。

わたし的には 「It Might As Well Be Spring」 のブラウニーのバラードプレイにしびれて
います。 相変わらず流麗で湧きいずるようなソロ。 いつまでも つづいてほしいと思って
聴くも3分ちょっとでエンディング。 この時点から二年後に逝ってしまうとはほんとうに
ジャズ界にとって大いなる宝の損失です。
「Darn That Dream」 で20歳台最後の歌声を披露しているダイナ・ワシントンも、この
録音から9年後に睡眠薬やアルコールの同時過剰摂取で亡くなってしまいました。
エマーシー・レーベルとしてコレクションに欠かせない作品なのに廃盤とは残念です。


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West Coast Blues! / Harold Land

Harold Land West Coast Blues! Jazzland JLP 920S
★★★★
『West Coast Blues!』
Jazzland JLP 920S → Victor VIJ-4080
(2-2, 2-3)1960年5月17日 (others)1960年5月18日 録音
Joe Gordon(tp) Harold Land(ts) Wes Montgomery(g)
Barry Harris(p) Sam Jones(b) Louis Hayes(ds)


Side-1
1. Ursula
2. Klactoveedsedstene
3. Don't Explain
Side-2
1. West Coast Blues
2. Terrain
3. Compulsion

ハロルド・ランドが31歳のときの録音で隠れファンが多い地味目の一枚。 とは言いながら
奇妙なタイトルの曲、パーカー作の 「Klactoveedsedstene」 では全員が燃える演奏を披露。
これがベストトラックです。 ラストのテナーとトランペットのフォーバースは1947年の
パーカーとマイルスをも凌駕するほどの熱気が感じられる演奏です。

このアルバムを紹介するきっかけになったのは、フェイスブックで あるグループの投稿に
ジャズクラブを経営する方の奥さんが このレコードが大好きだと書かれていたためです。
“通” すぎる選択だと思いませんか? ジャズクラブで流すのにうってつけの一枚なのか?
ただ内容的にサンフランシスコで録音され、つまりタイトルどおりウエスト・コースト、
だけどリズム陣がイースト・コースト。 それをジャズランドがリリースって中途半端。
ここらへんがメジャーにならなかった理由でしょう。

さらにハロルド・ランドはリーダー作よりサイドメンのアルバムのほうが超有名です。
いろいろな人と共演するなかで、わたしが愛するブラウニーとの共演はジャズの宝の山。
そう、エマーシー・レーベルの五作(MG 36002、MG 36008、MG 36036、MG 36037
MG 36070 *ランド参加せず)はジャズファン必聴・必携の至宝です。

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Out Of The Blue / Sonny Red Blue Note 4032

ソニー・レッド(Sylvester Kyner Jr.=Sonny Red・申年)が
1932年12月17日に生まれました。 1981年3月20日に48歳で亡くなりました。
今回はリード・マイルスのデザインが印象的なアルバムを ご紹介します。


Sonny Redd Out Of The Blue Blue Note BLP 4032
★★★☆
『Out Of The Blue』
Blue Note BLP 4032 → King K18P-9243
1959年12月5日 (2-3, 2-4)1960年1月23日 録音
Sonny Red(as) Wynton Kelly(p)
Sam Jones(b/except 2-3, 2-4) Paul Chambers(b/2-3, 2-4)
Roy Brooks(ds/except 2-3, 2-4) Jimmy Cobb(ds/2-3, 2-4)


Side-1
1. Bluesville
2.
Stay As Sweet As You Are
3. I've Never Been In Love Before
4. Nadia
Side-2
1. Blues In The Pocket
2.
Alone Too Long
3. The Lope
4.
Stairway To The Stars

オリジナル4曲、スタンダード4曲、飽きさせないよう工夫しているのですが、
いかんせんソニー・レッドは曲作りがいまいち。 しかも なぜかサックスのピッチが
シャープ? 音程に首をひねるところが ちょくちょく出てきます。
ということで聴くのはスタンダードになってしまいます。
そのかわりといってはなんですが、リズム陣は好調。 ウィントン・ケリーもいいし、
サム・ジョーンズも がんばっているのです。
ベストトラックは 「Alone Too Long」。 哀愁漂うソニーのアルトが聴きものです。

※以上2011年12月17日の記述でした。

1960年1月23日に録音された他の曲。
09. Blues For Kokee(Toshiba EMI TOCJ-5941/44に収録)
10. You're Driving Me Crazy(Toshiba EMI TOCJ-5941/44に収録)
11. Crystal(Blue Note 7243 8 52440 2に収録)
12. Lost April(Blue Note 7243 8 52440 2に収録)
13. You're Sensational(Blue Note 7243 8 52440 2に収録)


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Crystal Silence / Gary Burton / Chick Corea

Gary Burton Crystal Silence ECM 1024
★★★★★
『Crystal Silence』
ECM 1024 ST
1972年11月6日 録音
Chick Corea(p) Gary Burton(vib)

Side-1
1. Señor Mouse
2. Arise, Her Eyes
3. I'm Your Pal
4. Desert Air
Side-2
1. Crystal Silence
2. Falling Grace
3. Feelings And Things
4. Children's Song
5. What Game Shall We Play Today

ジャケットは Hans Paysan という人が撮影した見事な一枚、音楽が聞こえてきます。
この傑作が誕生してから45年以上の歳月が過ぎました。 異色作 『Return To Forever』
録音してから9ヵ月で、またまた名作を世に送り出すチックの天才ぶりには驚きです。
本作に関しては多くを語りますまい。 ゲイリー・バートンとのまるで一心同体とも言える
使い古された言葉 “コラボレーション” にわれわれは息をのむ。 できればECMから出た
初回プレスのオリジナル盤をターンテーブルに載せて聴くのが正統派の愉しみ方です。

ヤフオクでオリジナル盤と言いながら堂々とセカンド盤などが出品されています。
初回プレスのオリジナル盤のレーベルは下のデザイン、文字の配置なのです。

Crystal Silence ECM 1024 ST


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