Jazz Classic Audio Life

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Introducing Kenny Burrell Blue Note1523

Kenny Burrell Introducing Blue Note BLP 1523
★★★★★
『Introducing Kenny Burrell』
Blue Note BLP 1523 → King GXK-8011M
(1-2, 1-3, 2-1)1956年5月29日 録音
(1-1, 1-4, 2-2, 2-3)1956年5月30日 録音
Kenny Burrell(g/except 2-2) Tommy Flanagan(p/except 2-2, 9)
Paul Chambers(b/except 2-2, 9) Kenny Clarke(ds, 9)
Candido Camero(cga/except 1-4, 9)


Side-1
1. This Time The Dream's On Me
2. Fugue 'N Blues
3. Takeela
4. Weaver Of Dreams
Side-2
1. Delilah
2. Rhythmorama
3. Blues For Skeeter

29日に演奏された曲(1543に収録)
8. Get Happy
30日に演奏された曲(1543に収録)
9. But Not For Me(Burrell solo)

本作はバレル24歳にしての初リーダー作品。 ただし録音は1543番の中の三曲のほうが
二ヵ月半、先に行われています。
冒頭 「This Time The Dream's On Me」 でのケニー・クラークとキャンディドのフォー・
バースが聴きものです。 クラークが唸っていることが力が入っている証拠です。
主役のバレルのタイトでハードなプレイは みごとというほかありません。 後年のソフトな
イメージとは まったくちがうハード・バッパーなバレルの魅力が堪能できます。
そしてフラナガンは相変わらずサイドに回ったときに本領を発揮するピアノの達人です。

そうは言いながらベストトラックはというとキャンディド不参加で、ヴィクター・ヤングが
作曲したバラード 「Weaver Of Dreams」 を挙げます。 バレルもそうだけどフラナガンの
ピアノの味わいが とってもすばらしいのです。 名曲名演だと思います。
フランシスの みごとなスナップ写真とリード・マイルスの絶妙のトリミングで、おもわず
壁に飾ってみたくなるアートなジャケットにも見惚れてしまいます。

このような傑作が(2017年3月25日現在)廃盤になっていることが信じられません。


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On A Monday Evening / Bill Evans

Bill Evans On A Monday Evening UCCO-1172
★★★★★(音質★★★★)
『On A Monday Evening』
Fantasy → Universal Music UCCO-1172(SHM-CD mono)
1976年11月15日 Madison Union Theatre, マディソンにてライブ録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Eliot Zigmund(ds)


1. Sugar Plum
2. Up With The Lark
3. Time Remembered
4. T.T.T.(Twelve Tone Tune)
5. Someday My Prince Will Come
6. Minha(All Mine)
7. All Of You
8. Some Other Time

やっと聴くことができました。 満を持して発表された本作。 はじめに言っておきましょう。
演奏は星五つ、いや それ以上かもしれません。 が、録音状態に若干問題ありなのですね。
とくに初めのころ、たぶんベースの低弦でしょう、ボコボコした音が頻繁に聞こえます。
そしてドラムスの音も低音圧で、だいぶん離れた場所で演奏しているように聞こえます。
さらに、時は1976年というのにモノラル録音とは これいかに!
しかし全体には押し出しの強い粒立ちも はっきりしたレベルの高いものになっています。

いきなりエヴァンスが弾く軽快な 「Sugar Plum」 で幕開き。 第一音が途切れぎみに
録られているのが残念。 二曲目も軽快に飛ばしながら小気味良い 「Up With The Lark」。
アルバムを通しての印象は明るさです。 ネネットとの あいだに産まれた愛息エヴァンは
1歳3ヵ月ほどで いちばんかわいいとき。 エヴァンス一家は小さいエヴァンを中心にして
ほんとうに幸せな時間を過ごしていたのでしょう。 それがこのCDには溢れています。
3年10ヵ月後に、その主が亡くなるなんて、だれが想像したでしょう。

ともかく演奏は生気に溢れていて、すばらしい作品だと思います。
そしてベストトラックは、こんなアプローチで聴いたことがない 「All Of You」 です。
曲の終盤になるまで曲名が わかりません。 10日前にパリで同曲を演奏していますが
それ以上にニュアンスが新鮮で おもしろい。 いやぁ、これだから未発表音源の発掘は
堪えられません。 終曲の 「Some Other Time」 も心に沁みる魅力があります。

『The Paris Concert』(Victor VDJ-25035)の10日後に録音されたこの作品。
エヴァンスフリークには たまらないコレクションとなるでしょう。



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Profile / Duke Pearson Blue Note 4022

Duke Pearson Profile
★★★★★
『Profile』
Blue Note BLP 4022 → King GXK-8212
1959年10月25日 録音
Duke Pearson(p) Gene Taylor(b) Lex Humphries(ds)

Side-1
1. Like Someone In Love
2. Black Coffee
3. Taboo
4. I'm Glad There Is You
Side-2
1. Gate City Blues
2. Two Mile Run
3. Witchcraft

デューク・ピアソンのレコードデビューは遅く、本作レコーディングの三週間まえに
録音が行われたドナルド・バードの 『Fuego』 が初作品になります。 バードが
彼を見つけライオンを説得してセッションに起用。 その演奏を聴いたライオンは
彼を気に入り間髪を おかずピアソンのリーダー作である このアルバムを製作。
その期待に応えるかのように、いや それ以上に魅力あふれる作品が誕生したのです。
オープニングの 「Like Someone In Love」 からして、ほんとうにリリカルな演奏。
一転して二曲目のムーディな 「Black Coffee」。 このブルースは たまりません。
こどものころよく聴き、タイトルにある秘密っぽさを感じていた懐かしい 「Taboo」。
ラテンとジャズの融合をピアソンは みごとに表現しています。

二曲のオリジナル 「Gate City Blues」 「Two Mile Run」 は のちのち彼が活躍する
コンポーザーとしての能力が垣間見える秀作です。 ベースのジーン・テイラー、
ドラムスのレックス・ハンフリーズも いいサポートでピアソンを盛りたてています。
しかし本作のベストトラックは 「Witchcraft」 だと思います。 おとなしすぎる?
いやいや このアルバムの底に流れるイメージは “癒し” なのです。 それをこの
演奏で リスナーの われわれに教えてくれているのです。
このアルバムは身近に置いておきたい、一生つきあえる すばらしい作品です。
遅咲きの26歳のピアソン、初リーダー作にして名盤、代表作。 1980年に47歳という
若さで亡くなったことが惜しまれます。

※以上は 2012年6月21日の記述です。


Profile & Tender Feelin’s / Duke Pearson
 Profile & Tender Feelin’s / Duke Pearson

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Impulse! の佳作ジャケット

Impulse! LabelImpulse! ABC Label

1960年にクリード・テイラーが設立したABCパラマウント・レコードの子会社レーベル。
翌年テイラーがヴァーヴに移籍したので、ボブ・シールが代わってプロデューサーに就任。
トレーンの作品が多かったので、彼が亡くなった1967年からは急に衰退してしまいました。
1979年には MCAレコードに売却をします。 今回は初期の100番までの作品から選んだ
10選を ごらんいただきますが、当然のようにトレーンに偏ってしまいました。


Oliver Nelson The Blues And The Abstract Truth Impulse! A-5
『The Blues And The Abstract Truth / Oliver Nelson』 A-5
オリヴァー・ネルソンが1961年に作曲・アレンジを担当してリリースした、超意欲作。
自身を含むフロント四管、ビル・エヴァンスの参加が本作の肝だと思います。
掲載のジャケットはモノラル盤で通称カーテン、ステレオ盤はオリヴァーの横顔になって
いっきにアート性が なくなってしまいました。


John Coltrane Coltrane Impulse! A-21
『Coltrane / John Coltrane』 A-21
『Ballads』 の7ヵ月後に録音されたにもかかわらず、フリーに陥っていくのだなぁ、と
思わせるトレーンの晩年の傾向が窺えます。 しかしPete Turnerが撮ったジャケット写真は
とても美しく、飾りたくなります。 レギュラー・カルテットの代表作ではあるのでしょう。



John Coltrane Ballads Impulse! A-32
『Ballads / John Coltrane』 A-32
この作品はとても人気がある有名な一枚ですね。オープニングの 「Sai It」 はテレビなどの
CM によく使われています。 フランク・レッサーとジミー・マクヒューが創ったバラードの
傑作で、トレーン以上の名演を知りません。
信頼して参考にしている JAZZDISCO.org がベースをレジー・ワークマンと記す、
大きなミスを犯しています。
トレーンのカルテット作品で、わたしがいちばん好きな(ソプラノを吹かない)作品です。



Freddie Hubbard The Body The Soul Impulse! A-38
『The Body & The Soul / Freddie Hubbard』 A-38
ミュージシャンは なぜかこういったアレンジもののオーケストレーションをやりたがる。
わたしは この手の作品が苦手です。 彼がリーダーではありませんが、翌年に録音された

『Empyrean Isles』 や6年後の 『A Soul Experiment』 のほうが純粋に楽しめる作品です。
ジャケット写真、フレディの顔が ちょっとアップすぎませんか?



McCoy Tyner Nights Of Ballads Blues Impulse! A-39
『Nights Of Ballads & Blues / McCoy Tyner』 A-39
リーダー作の三作目。 聴きやすくて一生つきあえる名盤です。 にしては貧相なジャケット。
レコーディングの合間なのかラフなシャツ姿で さえない表情。 本作はジャケ買いしない、
しかし中身は充実した必聴の一枚なのです。 未聴の方は ぜひどうぞ。



John Coltrane And Johnny Hartman A-40
『John Coltrane And Johnny Hartman』 A-40
Joe Alperというカメラマンが二人の絶妙の瞬間(楽譜を見ている?)を捉えています。
言い古された表現ですが “光と影” のアートです。 若干コントラストが強いですが・・・
わたしは男性ボーカルが苦手で、ジョニー・ハートマンも その一人。 なので本作は未聴!



Freda Payne After The Lights Go Down Low And Much More !!! Impulse! A-53
『After The Lights Go Down Low And Much More !!! / Freda Payne』 A-53
フリーダ・ペインが弱冠二十歳のときに吹き込んだデビュー作品。 このジャケット写真も
Joe Alperが撮っています。 すごく自然で、素直な彼女の人柄が伝わってくる写真です。
映画にも何本か出演され、74歳の現在も活躍されているようです。



Yusef Lateef Live At Peps Impulse! A-69
『Live At Pep's / Yusef Lateef』 A-69
マルチプレイヤーのユセフ(ユーセフ)・ラティーフの1964年のライブ作品。
う~ん、聴くのがしんどいです。 でもジャケット写真は きれいです。
彼はテナー、フルートのほかオーボエなど六種類の楽器を操っています。



John Coltrane A Love Supreme Impulse! A-77
『A Love Supreme / John Coltrane』 A-77
“了承~解決~追求~詩篇” と、わたしのような凡人には及びもつかない 『至上の愛』。
本作のアナログ盤を買ってから、いったい何回ターンテーブルに載せただろう。
モダンジャズ史上最高傑作といわれる作品ですが、わたしには その価値がわかりません。
本作の録音から11ヵ月後の
『Meditations』 を最後にマッコイ・タイナーはトレーンと
袂を分かつのです。



John Coltrane Ascension Impulse! A-95
『Ascension / John Coltrane』 A-95
トレーンが死の ほぼ二年前に録音したフリー・ジャズ。“上昇” と名付けられた本作は
はじめ
エディションⅠ が収録されていましたが、トレーンの希望でエディションⅡ
差し替えられました。 現在のCDは両エディションが収録されています。
わたしは未聴ですが、一生聴くことはないと思います。


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Lou Mecca Quartet

Lou Mecca Quartet 5067
★★★☆
『Lou Mecca Quartet』
Blue Note BLP 5067 → Toshiba EMI TOCJ-9228
1955年3月25日 録音
Lou Mecca(g) Jack Hitchcock(vib)
Vinnie Burke(b) Jimmy Campbell(ds)


Side-1
1. All The Things You Are
2. You Go To My Head
3. Bernie's Tune
Side-2
1. Stan's Invention
2. The Song Is You
3. Just One Of Those Things

ジャケットのデザインは John Hermansader です。 ブルーノートに多数の作品があります。
はじめに述べておきます。 ジャケットデザインは星五つです。
主役のルーは正直硬さが前面に出ているプレイです。 が、脇役のジャック・ヒッチコックが
そこそこいい演奏を聴かせてくれます。 「The Song Is You」 でのソロなどすばらしい!
プレスティッジのワインストックならジャック名義でタイトルを変えて再発売しそうです。
「Just One Of Those Things」 でのルー、精彩を欠いていてだらだらとまとまりがないまま
終わってしまいます。 ここではジャックのソロがないので残念な曲になっています。
ベストトラックはオープニングの 「All The Things You Are」 または 「Bernie's Tune」
でしょうか。


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Recorded Live At Jimmy's / Michel Legrand

Michel Legrand Recorded Live At Jimmys RCA Victor BGL1-0850
★★★★
『Recorded Live At Jimmy's』
RCA Victor BGL1-0850
1973年12月8日 Jimmy's, ニューヨークにてライブ録音
Phil Woods(as/except 2-1, 2-3, 2-4, cl/2-2) George Davis(g)
Michel Legrand(p, arr, cond, el-p/1-3, 2-2, org/2-3, vo/1-2, 2-2)
Ron Carter(b) Grady Tate(ds)


Side-1
1. Watch What Happens
2. Blue, Green, Grey And Gone
3. You Must Believe In Spring
Side-2
1. Brian's Song
2. Orson's Theme
3. Organ Eyes
4. I Will Wait For You

「Brian's Song」 は、わたしたち団塊の世代にとっては なつかしい映画の主題曲。
「Orson's Theme」 は、オーソン・ウェルズが監督した映画 『フェイク』 の主題曲。
「Watch What Happens」 と 「I Will Wait For You」 は映画 『シェルブールの雨傘』 の
曲で、後者は主題歌なので記憶にある方も多いのではないでしょうか。

ミシェル・ルグランの流麗なピアノもいいですが、「You Must Believe In Spring」 での
フィル・ウッズが すばらしい。 ライブ特有の荒っぽさには賛否が あるところでしょうが
さすがベテランならではの渋い味が出ています。
そしてまったく知らなかったギターのジョージ・デイヴィス、随所で なかなかいいプレイを
披露しています。 彼って ほかにどんなレコードがあるのでしょう。

全曲を自作で通したルグラン、おなじみの曲 「I Will Wait For You」 は曲が進むにつれ
どんどん盛り上がっていき、エンディングは唐突に終わって、メンバー大笑い。

ウッズは2015年9月29日に肺気腫の合併症で83歳で亡くなりましたが、ルグランは
現在(2017年2月25日)84歳でご健在。 まだまだ活躍を期待したいものです。



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Consecration The Last Complete Collection / Bill Evans

Bill Evans Consecration The Last Complete Collection Alfa Jazz 00R2-61~68
★★★★★
『Consecration The Last Complete Collection』
Alfa Jazz 00R2-61~68 → Milestone 8MCD-4436-2
1980年8月31日(日)~9月7日(日)
Keystone Korner, サンフランシスコにてライブ録音
(Disc-1)1980年8月31日 (Disc-2)1980年9月1日 (Disc-3)1980年9月2日
(Disc-4)1980年9月3日 (Disc-5)1980年9月4日 (Disc-6)1980年9月5日
(Disc-7)1980年9月6日 (Disc-8)1980年9月7日
Bill Evans(p) Marc Johnson(b) Joe LaBarbera(ds)

Disc-1
1. Re: Person I Knew
2. Tiffany
3. My Foolish Heart
4. Theme From M.A.S.H.
5. Knit For Mary F
6. Days Of Wine And Roses
7. Your Story
8. The Two Lonely People
9. My Romance

Disc-2
1. Tiffany
2. Polka Dots And Moonbeams
3. Like Someone In Love
4. Letter To Evan
5. Gary's Theme
6. Days Of Wine And Roses
7. I Do It For Your Love
8. My Romance

Disc-3
1. Re: Person I Knew
2. Tiffany
3. Knit For Mary F
4. Like Someone In Love
5. Your Story
6. Someday My Prince Will Come
7. I Do It For Your Love
8. My Romance

Disc-4
1. Re; Person I Knew
2. Tiffany
3. Polka Dots And Moonbeams
4. Theme From M.A.S.H.
5. Your Story
6. Like Someone In Love
7. Knit For Mary F
8. The Two Lonely People
9. My Romance

Disc-5
1. Up With The Lark
2. Morning Glory
3. Polka Dots And Moonbeams
4. Like Someone In Love
5. Turn Out The Stars
6. Your Story
7. Emily
8. I Do It For Your Love
9. My Romance

Disc-6
1. Re: Person I Knew
2. Tiffany
3. Knit For Mary F
4. My Foolish Heart
5. Who Can I Turn To
6. Emily
7. Laurie
8. You And The Night And The Music

Disc-7
1. Re: Person I Knew
2. Laurie
3. Bill's Hit Tune
4. The Two Lonely People
5. Theme From M.A.S.H.
6. My Foolish Heart
7. Days Of Wine And Roses
8. But Beautiful

Disc-8
1. Emily
2. Polka Dots And Moonbeams
3. Like Someone In Love
4. Your Story
5. Days Of Wine And Roses
6. Knit For Mary F
7. Who Can I Turn To
8. I Do It For Your Love
9. My Romance

本作のレビューに関しては下記の三枚の作品をごらんください。
『Consecration~The Last Disc-1』 『Consecration~The Last Disc-2』
『The Brilliant』
重複している曲は 「Knit For Mary F」 だけなので退屈もせず、
ふだん聴くのは、この三枚で じゅうぶんなのではないかと思います。



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