Jazz Classic Audio Life

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Another Time The Hilversum Concert / Bill Evans

Bill Evans  Another Time The Hilversum Concert Resonance Records HLP-9031
★★★★☆
『Another Time The Hilversum Concert』
Resonance Records HLP-9031(LP)
1968年6月22日 Vara Studio 8 in Hilversum, オランダにてライブ録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Jack DeJohntte(ds)


Side-1
1. You're Gonna Hear From Me
2. Very Early
3. Who Can I Turn To ?
4. Alfie
5. Embraceable You
Side-2
1. Emily
2. Nardis
3. Turn Out The Stars
4. Five

あの傑作 『At the Montreux Jazz Festival』 から一週間後にオランダの放送局スタジオで
ライブ録音された、数少ないディジョネットとの貴重な共演盤が やっと陽の目を見ました。
モントルーとは二曲がダブるだけの うれしい選曲。
CDは9月発売なので待ち切れずに6,000枚限定(ファーストプレス)というアナログ盤を
買ってしまい(?)ました。 180gということで、すごく しっかりした盤になっています。
スタジオライブということですが、拍手の音は小さなホールでの音のようにも聞こえます。
基本的に音質は高いレベルですが、ディジョネットの音圧、とくにシンバルの音圧が若干
低めになっているように感じます。 なので☆減点です。 録音自体が おとなしいというか
優しいというかライブ独特の “荒れ” が まったく感じられないのです。
ぜいたくな悩みかもしれません。

「Embraceable You」 などを聴くと冒頭のゴメスのテーマの部分、すごく張りがあって
強烈だし、つづくエヴァンスのピアノもリアルに飛び出してきます。 少しだけ残念なのは
やはりディジョネットのブラシ音が小さいこと。
ただ B面に移って 「Nardis」 ではディジョネットのソロが たっぷり聴けるのがうれしい。
曲全体としては晩年の激しさは皆無で、とっても聴きやすく愉しめます。
このあとにくる 「Turn Out The Stars」 は三人のバランスもよく、ベストトラックです。

今回の貴重な発掘作品、探し出してリリースしてくれたプロデューサーの Zev Feldman氏、
レコーディング・エンジニアの André Louwerse氏、マスタリングの Bernie Grundman氏。
とにかく彼らの功績に感謝して、本作に針を落としましょう。
ちなみに わたしが入手した盤のジャケット裏には5,500番台の数字が手書きされています。


Another Time The Hilversum Concert(180g LP) / Bill Evans
世界6,000枚限定




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Homecoming / Bill Evans

Bill Evans Homecoming
★★★★
『Homecoming』
Milestone MCD-9291-2
1979年11月6日 Southeastern Louisiana University, にてライブ録音
Bill Evans(p)
Marc Johnson(b/except 8, 13) Joe LaBarbera(ds/except 8, 9, 10, 13)


01. Re: Person I Knew
02. Midnight Mood
03. Laurie
04. Song From M*A*S*H(Suicide Is Painless)
05. Turn Out The Stars
06. Very Early
07. But Beautiful
08. I Loves You, Porgy
09. Up With The Lark
10. Minha(All Mine)
11. I Do It For You
12. Someday My Prince Will Come
13. Interview With Bill Evans By Rod Starns

1946年にエヴァンスはサウスイースタン・ルイジアナ大学に入学し、音楽教育を専攻。
大学時代にピアノ・トリオを結成し、生涯の名曲 「Very Early」 も作曲していました。
卒業から29年後、母校に招かれて演奏を披露。 恩師や後輩たちを前にしてエヴァンスは
そうとう熱が入ったのでしょう、まさに力演というに ふさわしい内容です。
彼の新旧のレパートリーがソロ、デュオ、トリオという形を変化させて進んでいきます。
が、惜しいことにベース音のこもり。 うすっぺらいシンバルの音。
トロンボーン奏者で音楽研究家のロン・ネザーカット氏がプライベートに録音したのですが
もうすこし いい機材を使って ちゃんと録音していてくれたら・・・

ベストトラックはソロで演奏した鬼気迫る 「I Love You, Porgy」 です。 録音状態はビルの
ピアノ(ベーゼンドルファー)だけが良好なので、全曲をソロで演って ほしかったです。
1999年に発売されたとき、マスタリング・エンジニアのジョー・タランティーノ氏でも
さすがに この音質は改善できなかった、残念。


Homecoming / Bill Evans
Homecoming / Bill Evans

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Mobley's Message / Hank Mobley

Hank Mobley Mobleys Message Prestige PRLP 7061
★★★★
『Mobley's Message』
Prestige PRLP 7061 → Victor VIJ-5040M
1956年7月20日 録音
Donald Byrd(tp/except 2-2) Jackie McLean(as/on 2-1) Hank Mobley(ts)
Barry Harris(p) Doug Watkins(b) Art Taylor(ds)


Side-1
1. Bouncing With Bud
2. 52nd Street Theme
3. Minor Disturbance
Side-2
1. Au Privave
2. Little Girl Blue
3. Alternating Current

全体的には可もなく不可もなく というところでしょうか。 悪くはないのですが、それで?
って感じの演奏です。 モブレーにはブルーノートに名演が多数あるので、その水準には
及ばない作品だと思います。
とはいえ、同日にマクリーンのアルバム 『4, 5, And 6』 も録音していたので、モブレーの
本作に一曲参加した 「Au Privave」 でのマクリーンは聴きものです。 マイクの調子が
悪かったのか音質の変なところがあります。 ここでのバードのミュートプレイは絶好調。

ほんとうは急速調の曲でベストトラックといきたいところなのですが、そうもいかず
ワンホーンのバラード 「Little Girl Blue」 がわたしが思うベストトラックです。
朴訥なハードバッパー、モブレーが心底しっとりと(オーバーアクションではなく)
聴かせてくれます。 聴き飽きた名曲が、いきいきと よみがえるのです。



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ル・コルビュジエのLC4

フランスの建築家で家具デザイナーの ル・コルビュジエ(Le Corbusier 本名=Charles-
Edouard Jeanneret-Gris・亥年)が1887年の きょう10月6日に生まれています。
出身はスイスです。 そして1965年8月27日に77歳で亡くなっています。
かずかずの有名な建物を設計しましたが、わたしはなんといっても このイス、
LC4 シェーズロングが好きで、リプロダクトですが一年まえ手に入れました。

LC4 Chise Longue
1927年に弟子になって一年目の女性シャルロット・ペリアンとの共同でデザインした作品で、
別名カウボーイチェアと呼ばれています。
しかし なにかの著述で読んだのですが、どうも ほとんどのデザインイメージは
シャルロットが手掛けたようです。 まあ、それは おいておくとして、
いまから80数年もまえの昭和2年に こんなにすばらしい シンプルで洗練された
デザインのイスが創作された ということに驚嘆するばかりです。
この LC4 はニューヨーク近代美術館の永久展示品にもなっています。
ル・コルビュジエがデザインした日本にある唯一の建築物は東京上野の国立西洋美術館。




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ビュッフェのリトグラフ

フランス具象絵画の代表、ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet・辰年)が1928年の
あさって7月10日に生まれています。
彼独特の黒い硬質な線と色遣いに、わたしは魅了されています。
彼は大阪梅田のショッピングモール「阪急三番街」のリニューアルに際してシンボル
アートを依頼され、“蝶” のモチーフで作品を描き、そのオープニング時に来日しました。
たぶん1990年5月のことだったと記憶しています。
わたしは厚さ4センチはあろうかという彼の画集をたずさえて駆けつけました。
サインをしてもらおうと思ったのです。 でもすごい人垣で近くまで行けず叶いません
でした。
1973年に開館した、静岡県長泉町にあるベルナール・ビュッフェ美術館にも行きました。
とてもモダンな造りで、彼の原画を堪能することができました。
パーキンソン病を苦にして1999年10月4日に71歳で自らの命を絶った、ということを
知ったときはとても信じられず、残念な思いでいっぱいになりました。


Bernard Buffet
「Hindeloopen en Frise」 1986年作 (1988年に購入)

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