Jazz Classic Audio Life

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ブルース・フィーリングの神髄

Ray Bryant Alone At Montreux Atlantic SD 1626
★★★★★
『Ray Bryant Alone At Montreux』
Atlantic SD 1626 → Warner Pioneer P-8309A
1972年6月23日 スイス モントルー・ジャズ・フェスティバルにて録音
Ray Bryant(p)

Side-1
1.
Gotta Travel On
2. a. Blues #3 b. Willow Weep For Me
3. Cubano Chant
4. Rockin' Chair
5. After Hours
Side-2
1. Slow Freight
2. Greensleeves
3. Little Susie
4. Until It's Time For You To Go
5. Blues #2
6. Liebestraum Boogie

わたしはブライアントの
『Little Susie』 が大好きで、なかでも 「So In Love」
傑作、名演だと思っています。
そんな彼が1972年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで、オスカー・ピーターソン
の代役で出演した記録が本作。 これがピアノ・ソロの傑作盤に なったのです。

全篇ブルース・フィーリングに溢れ、聴いている我々も自然に体が揺れ、足でリズム
を刻む、ジャズ本来の神髄が たっぷりの一枚なのです。 発売されたときも注目を
集め、話題になったものです。

全曲聴きごたえがありますが、わたしがとくに好んで聴くのはブライアントが作曲した
「Cubano Chant」 や 「Little Susie」 で、愛着が湧きます。 リスト作曲の「愛の夢」を
「Liebestraum Boogie」 に変貌させる技は、ブライアントならでは。
当日の残りの曲 「Broadway」 「It’s Too Late」 も聴いてみたいものです。


Ray Bryant Alone At Montreux
Ray Bryant Alone At Montreux

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没後40年、あらためて聴く逸材

Tina Brooks The Waiting Game
★★★★☆
『The Waiting Game』
Blue Note → Toshiba-EMI TOCJ-66075
1961年3月2日 録音
Johnny Coles(tp) Tina Brooks(ts)
Kenny Drew(p) Wilbur Ware(b) Philly Joe Jones(ds)


1. Talkin' About
2. One For Myrtle
3.
Dhyana
4. David The King
5. Stranger In Paradise
6. The Waiting Game

ティナ・ブルックスの最後のスタジオ・セッションを収めた本作 『The Waiting Game』。
録音から 38年も経って、ようやく日の目を見た快作盤。 ☆減点は、ティナの調子が
イマイチ、という部分が垣間見えるから。 というよりフラットな音程があるので。

ベストトラックは 「Dhyana」 でしょう。 ティナの作曲能力は並大抵ではないという
ことがわかる すばらしい曲なのです。 ジョニー・コールズもスモーキー・トーンで
いい味をだしているのですが、なんといってもケニー・ドリューが すばらしいプレイで
がんばっています。 本作のハイライトといえるでしょう。

この後、13年半も録音できずに(よく知られている)ドラッグ接種による肝臓障害で
42歳の若さで亡くなっています。

きょうは、彼がブルーノートに録音した全曲を並べてみました。 ふしぎな魅力を持つ
ティナ・ブルックス。 ことし8月13日で没後 40年。 早世した彼の演奏のかずかずを
しみじみと聴いてみるのも、いい時間の過ごし方だといえるでしょう。


Jimmy Smith House Party Jimmy Smith The Sermon Jimmy Smith Confirmation
Tina Brooks Minor Move Blue Note 1616 Jimmy Smith Cool Blues Kenny Burrell Blue Lights Volume 1 Blue Note BLP 1596
Kenny Burrell Blue Lights Volume 2 Blue Note BLP 1597 Kenny Burrell‎ At The Five Spot Cafe Blue Note BST 84021 Kenny Burrell Swingin
Freddie Hubbard Open Sesame Blue Note BST 84040 Tina Brooks 4041 Freddie Redd Shades Of Redd Blue Note BST 84045
Jackie McLean 4051 Tina Brooks Street Singer Blue Note GXF-3067 Tina Brooks Back To The Tracks Blue Note BST 84052
Freddie Redd Redds Blues Tina Brooks The Waiting Game

*=ティナ・ブルックス作曲
『House Party』1958年2月25日 録音
Blue Note BLP 4002
01. Au Privave

『The Sermon』1958年2月25日 録音
Blue Note BLP 4011
02. The Sermon

『Confirmation』1958年2月25日 録音
Blue Note LT-992
03. Confirmation

『Minor Move』1958年3月16日 録音
King GXF-3072
04. Nutville *
05. The Way You Look Tonight
06. Star Eyes
07. Minor Move *
08. Everything Happens To Me

『Cool Blues』1958年4月7日 録音
Blue Note LT-1054
09. Dark Eyes
10. Groovin' At Small's
11. A Night In Tunisia
12. Cool Blues

『Blue Lights Volume 1』1958年5月14日 録音
Blue Note BLP 1596
13. Yes Baby
14. Scotch Blues
15. Caravan

『Blue Lights Volume 2』1958年5月14日 録音
Blue Note BLP 1597
16. Rock Salt
17. Chuckin'

『Blue Lights Volume 2』1958年5月14日 録音
Blue Note BLP 1597
18. I Never Knew ※Does not appear on LP configuration

『On View At The Five Spot Cafe』1959年8月25日 録音
Blue Note BLP 4021
19. Birks Works
20. Lady Be Good

『Swingin'』1959年8月25日 録音
King GXF-3070
21. Swingin'

『Open Sesame』1960年6月19日 録音
Blue Note BLP 4040
22. Open Sesame
23. But Beautiful
24. Gypsy Blue *
25. All Or Nothing
26. One Mint Julep
27. Hub's Nub

『True Blue』1960年6月25日 録音
Blue Note BLP 4041
28. Good Old Soul *
29. Up Tight's Creek *
30. Theme For Doris *
31. True Blue
32. Miss Hazel *
33. Nothing Ever Changes My Love For You

『Shades Of Redd』1960年8月13日 録音
Blue Note BLP 4045
34. Thespian
35. Blues-Blues-Blues
36. Shadows
37. Melanie
38. Swift
39. Just A Ballad For My Baby
40. Ole

『Jackie's Bag』1960年9月1日 録音
Blue Note BLP 4051
41. Appointment In Ghana
42. A Ballad For Doll
43. Isle Of Java *

『Street Singer』1960年9月1日 録音
King GXF-3067
44. Melonae's Dance
45. Medina *
46. Street Singer

『Back To The Tracks』1960年10月20日 録音
Toshiba-EMI BRP-8033 ← Blue Note BST 84052
47. Back To The Tracks
48. The Blues And I *
49. For Heavens Sake
50. The Ruby And The Pearl
51. David The King ※Blue Note rejected

『Redd's Blues』1961年1月17日 録音
Toshiba-EMI TOCJ-66076
52. Now
53. Cute Doot
54. Old Spice
55. Blues For Betsy
56. Somewhere
57. Love Lost

『The Waiting Game』1961年3月2日 録音
Toshiba-EMI TOCJ-66075
58. Talkin' About *
59. One For Myrtle *
60. Dhyana
61. David The King *
62. Stranger In Paradise ←人生最後の録音曲
63. The Waiting Game *


The Waiting Game / Tina Brooks
The Waiting Game / Tina Brooks


1500番台で最初のステレオは 1554番。
ブルーノートレコード・オリジナル プレッシングガイド
フレデリック・コーエン:著 行方 均:監修・訳
ブルーノートレコード・オリジナル プレッシングガイドフレデリック・コーエン:著 行方 均:監修・訳






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6桁半ばで落札される!

Walter Bishop Jr. Speak Low Jazztime JT-002
★★★★
『Speak Low』
Jazztime JT-002 → Trio PA-3077M → Muzak MZCB-1179
1961年3月14日 録音
Walter Bishop Jr.(p) Jimmy Garrison(b) G.T.Hogan(ds)

Side-1
1. Sometimes I'm Happy
2. Blues In The Closet
3. Green Dolphin Street
Side-2
1.
Alone Together
2. Milestones
3. Speak Low

本作のオリジナル盤が最近ヤフオクで 145,300円という驚異の高額で落札されました。
ほんとうにビックリです。 ヤフオクを見ていますと、二、三千円で出品しているジャズの
国内盤は、ほとんどといっていいほど入札がないまま終了しているようです。
それにひきかえオリジナル盤は低額で出品されたものは結果的に高額で落札される。
本作は1,500円が開始価格でした。 同時期にドド・マーマローサの 『Dodo's Back』 の
プロモ盤(ホワイトラベル、モノラル)が開始価格 1,000円で始まり、133,000円で
落札されました!
後者に関して わたしはオリジナルのステレオ盤を持っていますが、モノ盤に このような
高額を出す気はありません。 ステレオが いい音 出してくれるのですから・・・

さて 『Speak Low』 ですが、B 面が とくにすばらしい演奏です。
ベストトラックは 「Alone Together」 でしょう。 これがあるから Jazztime レーベルの
価値があるといっても過言ではありません。
ただ十数万円も出す気も お金もありませんが いちどでいいからオリジナル盤の音質を
この耳で確かめてみたいとは思います。


Speak Low / Walter Bishop Jr.
Speak Low / Walter Bishop Jr.

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魅力いっぱいの非売品

Tina Brooks Back To The Tracks Blue Note BST 84052
★★★★☆
『Back To The Tracks』
Toshiba-EMI BRP 8033 ← Blue Note BST 84052
(1-2)1960年9月1日 (others)1960年10月20日 録音
Blue Mitchell(tp) Jackie McLean(as/1-2) Tina Brooks(ts)
Kenny Drew(p) Paul Chambers(b) Art Taylor(ds)


Side-1
1. Back To The Tracks
2.
Street Singer
Side-2
1. The Blues And I
2. For Heavens Sake
3.
The Ruby And The Pearl

LP レコードを何枚か買えば特典として手に入れることができる非売品がオリジナル。
番号もジャケット・デザインも できていたのに本国アメリカではオリジナルでは未発売。
思いっきり入手欲が湧くことになったのですね。
10月20日の 4曲ではアルバムにならないので 9月録音の 「Jackie’s Bag」 から漏れた
「Street Singer 」を入れてはみたもののマクリーンが一曲だけでは商品としての価値は
薄い、と発売間際に判断したのではないでしょうか。
〈10月20日に 「David The King」 という曲(『The Waiting Game』 の同名曲とは別)
もレコーディングしていますが収録しなかったということは出来が悪かった?〉

しかし、ブルックスの作曲能力も反映して全篇すてきな仕上がりになってはいるのです。
「Back To The Tracks」「The Blues And I」 も そこそこいいのですが、なんといっても
「Street Singer」 が際立ってすばらしく、ベストトラックの風格を持っています。
共演者もみんな良くて、ケニー・ドリューのソロが とくに光っています。


Back To The Tracks / Tina Brooks
Back To The Tracks / Tina Brooks

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やはり なつかしい、佳盤

Kenny Burrell Blue Lights Volume 2 Blue Note BLP 1597
★★★★☆
『Blue Lights Volume 2』
Blue Note BLP 1597 → King GXF-3177
1958年5月14日 Manhattan Towers にて録音
Louis Smith(tp) Tina Brooks(ts/*) Junior Cook(ts/#)
Kenny Burrell(g) Duke Jordan(p/$) Bobby Timmons(p/&)
Sam Jones(b) Art Blakey(ds)


Side-1
1.
Rock Salt #*&
2. The Man I Love $
Side-2
1. Chuckin' #*&
2.
Phinupi #$

わたしが思うベストトラックは 「The Man I Love」。 ブレイキーのブラシでオープン。
サム・ジョーンズのベースがテーマを奏でる、意表を突かれる。 これだからおもしろい。
ここでもトランペット七賢人のスミスが がんばって いいソロを聴かせてくれます。
この曲、エンディングでテナーが聞こえます。 この二人のテナーの音は消せなかった。
つまりトランペットとピアノのソロの後で、それぞれがテナー・ソロを とっているのです。
収録するには長すぎるので編集でカットしたのですね。 それにしても仕上げ が雑です。
コロムビア・レコードのテオ・マセロのテクニックを見習ってほしかった。

あとバレル作の二曲 「Rock Salt」 「Phinupi」 が どちらもすばらしい。 とくに後者は
ハードバップらしい名曲名演だと思います。
アルバムは全体的にはジャム・セッション風に仕立てられていて、往年のジャズ喫茶で
よくリクエストされたものだった? と 淡い記憶があります。
2014年5月現在、Amazon でも HMV でも CD で手に入らないとは、なんと お粗末。
オリジナルの曲順で二枚まとめて再発売を望みます。


Blue Lights Vol.1 & Vol 2 / Kenny Burrell(MP3)
Kenny Burrell Blue Lights Volume 2 Blue Note BLP 1597

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