FC2ブログ

Jazz Classic Audio Life

ジャズ、クラシック、オーディオの想いを日々綴ります。   ブログ内で お探しのキーワードを右の枠に入力して GO ⇒

Evans In England / Bill Evans

Bill Evans In England Resonance Records HCD-2037
演奏★★★★☆(音質★★★☆)
『Evans In England』
Resonance Records HCD-2037
1969年12月 Ronnie Scott's Club, ロンドンにてライブ録音
Bill Evans(P) Eddie Gomez(b) Marty Morell(ds)

Disc-1
01. Our Love Is Here To Stay
02. Sugar Plum
03. Stella By Starlight
04. My Foolish Heart
05. Waltz For Debby
06. 'Round Midnight
07. The Two Lonely People
08. Who Can I Turn To(When Nobody Needs Me)
Disc-2
01. Elsa
02. What Are You Doing The Rest Of Your Life?
03. Turn Out The Stars
04. Re: Person I Knew
05. Goodbye
06. Come Rain Or Come Shine
07. Very Early
08. So What
09. Midnight Mood
10. Polka Dots And Moonbeams

Affinity レーベルから発売された 『Quiet Now』 の録音から数日後? アムステルダムから
ロンドンに飛んで、なじみのクラブ、ロニー・スコッツで録られたのが本作。 1969年暮れ
12月のことです。 録音したのは自称ジャズ・コレクターという人物。 録音をエヴァンスが
了承していたというが、本当だろうか? 50年前の個人による録音レベルは これぐらいの
ものなのか・・・

まぁ、エヴァンス・フリークには貴重な音源だし、買わずに見逃すわけにはいきません。
素人が録音すると確実にドラムスがドンシャリになるし、トリオのバランスも良好とは
いえないものになります。 でも、聴く しかありません。

「My Romance」 がないし 「Nardis」 もありません。後者は演奏すると長くなるので割愛
したのかもしれません。 とするとまだ音源は残されている? 第二弾も期待できそう。



よろしければクリックを

スポンサーサイト



なんと US盤より独盤のほうが音が良い?という事実!?

Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. HS 3504
★★★★★
『You Must Believe In Spring』
独 Warner Bros. WB 56879(LC 0392)
1977年8月23日~25日 録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Eliot Zigmund(ds)

Side-1
1. B Minor Waltz (For Ellaine)
2. You Must Believe In Spring
3. Gary's Theme
4. We Will Meet Again (For Harry)
Side-2
1. The Peacocks
2. Sometime Ago
3. Theme From M*A*S*H (aka Suicide Is Painless)

本作はエヴァンス諸作のなかでも とくに人気が高く傑作としての評価も定着しています。
わたしはオリジナル盤 (マトリックスA面・WA8、B面・WA7) を持っているのですが
ここに恐ろしいことを おっしゃるブロガーがいらっしゃって、わたしはたいへんショックを
受けているのです。 このことを考えると夜もろくろく寝ることができません、あぁ!
ブログ 『廃盤蒐集をやめるための甘美な方法』 のルネさんという方が書かれているのです。

“このレコードのドイツプレスはUSオリジナルより音がいい。 いや、正確に言うと音の
種類が違う。 以前からずっとUS盤の音には違和感があった。 全体的に人工着色料で
べっとりと色付けしたような不快な音だと思っていた。 ピアノはエレピのようだしベースも
安いエフェクターを通したエレベのような音。 音場感ものっぺりと平面的で楽器それぞれが
音場の中に埋もれてしまっているような感じだ。
ところが、ドイツ盤は違っていてピアノはちゃんとアコースティック・ピアノ本来の音だし
ベースもドラムも本来の楽器の音を取り戻している。 各楽器の音はきちんと分離していて
各々の音像も独立している。 だから3次元の立体的な音場感で、全体的に透き通って
ひんやりとした雰囲気が流れている。
つまり、ドイツ盤のほうが この作品本来のイメージにより近い音で鳴る。 こう言うと誤解を
招きそうだが、繊細さがあって、ちょっと ECM的なのだ”

結論として彼が言いたかったことは、つぎの言葉!
“何でもかんでもオリジナルがいい、ということでは決してない”

そこで お願いです。 ドイツ盤を お持ちで この考えに同感の方がいらっしゃれば
ぜひともコメントを お寄せください。

Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. WB 56879 -1Bill Evans You Must Believe In Spring Warner Bros. WB 56879 -2

ドイツプレスのレーベルですが、左の方がプレスミスが少なく音が安定しているらしい。
右はちょっと雑なところが あったりするそうです。


よろしければクリックを

That's It ! / Booker Ervin

Booker Ervin Thats It Candid CJS-9014
★★★★
『That's It !』
Candid CJS-9014 → CBS Sony SOPC 57008
1961年1月6日 録音
Booker Ervin(ts) Horace Parlan(p)
George Tucker(b) Al Harewood(ds)


Side-1
1. Mojo
2. Uranus
3. Poinciana
Side-2
1. Speak Low
2. Booker's Blues
3. Boo

国内盤が発売されたのは確か1971年、何月かは不明。 録音から10年後だったと思います。
キャンディッド はソニーから何枚かリリースされ、オリジナル盤を持っていないファンは
狂喜乱舞したものです。 このレーベルには なにか知的なイメージがあり、聴かなくても
持っていることにステイタスを感じたものでした。

とくに お目当ては同じブッカーでもリトルのほうで買って聴いてみると “なにこれ?” と
言わずに いられないほどの迷作だったことが思い出されます。
そして本作はというと(Candid はアーチー・ブレイヤーが創設)ジャズ評論家のナット・
ヘントフが監修しているだけあって、アヴァンギャルドっぽい要素が見受けられます。
二曲目の 「Uranus」 を聴いてみてください。 その色合いが ふんぷんとしていて臭い!
そして三曲目の 「Poinciana」 との音楽的ギャップ! こういうのを入れないと売れないと
アーヴィンが言ってヘントフを押し切ったのか? これがA面のラスト曲。
さらにB面トップにクルト・ワイル作の 「Speak Low」 を持ってくるあたり、商売っ気
たっぷりの見え見え路線が いやらしい。

残りのアーヴィン作の四曲に魅力が希薄(ファンの方ごめんなさい)で、しいて言えば
「Booker's Blues」 がアフターアワーズ的な雰囲気をもったベストトラックと言えそう。
そしてベースとドラムスは堅実な二人なのですが、ピアノが苦手パーランさんなので
「Boo」 でのソロなどはクリエイティブに欠け、聴く気が失せる演奏になっています。
というわけで、巷間、評価が高い作品ですが星は こんなところかな、という一枚でした。


That's It ! / Booker Ervin

よろしければクリックを

Another Time The Hilversum Concert / Bill Evans

Bill Evans  Another Time The Hilversum Concert Resonance Records HLP-9031
★★★★☆
『Another Time The Hilversum Concert』
Resonance Records HLP-9031(LP)
1968年6月22日 Vara Studio 8 in Hilversum, オランダにてライブ録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Jack DeJohntte(ds)


Side-1
1. You're Gonna Hear From Me
2. Very Early
3. Who Can I Turn To ?
4. Alfie
5. Embraceable You
Side-2
1. Emily
2. Nardis
3. Turn Out The Stars
4. Five

あの傑作 『At the Montreux Jazz Festival』 から一週間後にオランダの放送局スタジオで
ライブ録音された、数少ないディジョネットとの貴重な共演盤が やっと陽の目を見ました。
モントルーとは二曲がダブるだけの うれしい選曲。
CDは9月発売なので待ち切れずに6,000枚限定(ファーストプレス)というアナログ盤を
買ってしまい(?)ました。 180gということで、すごく しっかりした盤になっています。
スタジオライブということですが、拍手の音は小さなホールでの音のようにも聞こえます。
基本的に音質は高いレベルですが、ディジョネットの音圧、とくにシンバルの音圧が若干
低めになっているように感じます。 なので☆減点です。 録音自体が おとなしいというか
優しいというかライブ独特の “荒れ” が まったく感じられないのです。
ぜいたくな悩みかもしれません。

「Embraceable You」 などを聴くと冒頭のゴメスのテーマの部分、すごく張りがあって
強烈だし、つづくエヴァンスのピアノもリアルに飛び出してきます。 少しだけ残念なのは
やはりディジョネットのブラシ音が小さいこと。
ただ B面に移って 「Nardis」 ではディジョネットのソロが たっぷり聴けるのがうれしい。
曲全体としては晩年の激しさは皆無で、とっても聴きやすく愉しめます。
このあとにくる 「Turn Out The Stars」 は三人のバランスもよく、ベストトラックです。

今回の貴重な発掘作品、探し出してリリースしてくれたプロデューサーの Zev Feldman氏、
レコーディング・エンジニアの André Louwerse氏、マスタリングの Bernie Grundman氏。
とにかく彼らの功績に感謝して、本作に針を落としましょう。
ちなみに わたしが入手した盤のジャケット裏には5,500番台の数字が手書きされています。


Another Time The Hilversum Concert(180g LP) / Bill Evans
世界6,000枚限定




よろしければクリックを

On A Monday Evening / Bill Evans

Bill Evans On A Monday Evening UCCO-1172
★★★★★(音質★★★★)
『On A Monday Evening』
Fantasy → Universal Music UCCO-1172(SHM-CD mono)
1976年11月15日 Madison Union Theatre, マディソンにてライブ録音
Bill Evans(p) Eddie Gomez(b) Eliot Zigmund(ds)


1. Sugar Plum
2. Up With The Lark
3. Time Remembered
4. T.T.T.(Twelve Tone Tune)
5. Someday My Prince Will Come
6. Minha(All Mine)
7. All Of You
8. Some Other Time

やっと聴くことができました。 満を持して発表された本作。 はじめに言っておきましょう。
演奏は星五つ、いや それ以上かもしれません。 が、録音状態に若干問題ありなのですね。
とくに初めのころ、たぶんベースの低弦でしょう、ボコボコした音が頻繁に聞こえます。
そしてドラムスの音も低音圧で、だいぶん離れた場所で演奏しているように聞こえます。
さらに、時は1976年というのにモノラル録音とは これいかに!
しかし全体には押し出しの強い粒立ちも はっきりしたレベルの高いものになっています。

いきなりエヴァンスが弾く軽快な 「Sugar Plum」 で幕開き。 第一音が途切れぎみに
録られているのが残念。 二曲目も軽快に飛ばしながら小気味良い 「Up With The Lark」。
アルバムを通しての印象は明るさです。 ネネットとの あいだに産まれた愛息エヴァンは
1歳3ヵ月ほどで いちばんかわいいとき。 エヴァンス一家は小さいエヴァンを中心にして
ほんとうに幸せな時間を過ごしていたのでしょう。 それがこのCDには溢れています。
3年10ヵ月後に、その主が亡くなるなんて、だれが想像したでしょう。

ともかく演奏は生気に溢れていて、すばらしい作品だと思います。
そしてベストトラックは、こんなアプローチで聴いたことがない 「All Of You」 です。
曲の終盤になるまで曲名が わかりません。 10日前にパリで同曲を演奏していますが
それ以上にニュアンスが新鮮で おもしろい。 いやぁ、これだから未発表音源の発掘は
堪えられません。 終曲の 「Some Other Time」 も心に沁みる魅力があります。

『The Paris Concert』(Victor VDJ-25035)の10日後に録音されたこの作品。
エヴァンスフリークには たまらないコレクションとなるでしょう。



よろしければクリックを