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Jazz Classic Audio Life

ジャズ、クラシック、オーディオの想いを日々綴ります。   ブログ内で お探しのキーワードを右の枠に入力して GO ⇒

The Russ Freeman Trio

The Russ Freeman Trio Pacific Jazz PJ LP-8
★★★★
『The Russ Freeman Trio』
Pacific Jazz PJ LP-8 → Pacific Jazz PJ-1212
(2/1~3)1953年10月27日 (Side-1, 2-4)1953年12月22日 録音
Russ Freeman(p) Joe Mondragon(b) Shelly Manne(ds)

Side-1
1. Yesterday's Gardenias
2. Bock's Tops
3. Don't Worry About Me
4. Backfield In Motion
Side-2
1. You Stepped Out Of A Dream
2. Laugh Cry
3. At Last
4. The Eye Opener

やはりアプローチが古いし録音状態も古い。 なにしろ64年もまえの演奏だから とうぜん
といえばとうぜん。 フルトヴェングラー指揮の名演 『ドン・ジョヴァンニ』 は翌年録音。
古さにはかなわない。 ただ所持していることが自慢であり喜びであるのでしょう。

なにかの雑誌に村上春樹氏の ご自宅のオーディオルームの写真が掲載されていた
ことがあって、本作のジャケットがレコードラックに飾ってありました。 たぶん10インチの
オリジナル盤でしょう。 村上氏は有名なジャズファンだからコレクションもすごい。
さらにスピーカーも JBLの D1304530 バックロードホーンのエンクロージャーに入れ
上にはレンズの 537-509 が載っているのでドライバーは たぶん 375 なのでしょう。
ただしアンプがアキュフェーズの E-407 って、ちょっとバランスが違うのではないかな?

それはともかく、本作は はじめにも書いたように持っていて、オリジナル盤なら なおさら
ステイタスが感じられるものなのです。 だから聴くときもオリジナル。 国内盤、ましてや
CDともなると風格はガクッと落ちてしまう。 つまり ながら聴きができない作品なのです。
10インチ盤をターンテーブルに載せ、アームを静かに降ろす。 その一連の行為が至福の
ときなのです。 だからオリジナル盤を探しましょう。
ちなみに見事なジャケット写真はウィリアム・クラクストンの手になるものです。


Russ Freeman Trio & Quartet

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カーティス・フラーの隠れ名盤

The Magnificent Trombone Of Curtis Fuller Epic BA 17013
★★★★☆
『The Magnificent Trombone Of Curtis Fuller』
Epic BA 17013 → CBS Sony ECPU-6
(1-2~4, 2-3~4)1961年2月6日 (1-1,2-1~2)1961年2月20日 録音
Curtis Fuller(tb) Les Spann(g) Walter Bishop Jr.(p)
Buddy Catlett(b/1-2~4, 2-3~4) Jimmy Garrison(b/1-1,2-1~2)
Stu Martin(ds)


Side-1
1. I'll Be Around
2.
Dream
3. Mixed Emotions
4. Playpen
Side-2
1.
Sometimes I Feel Like A Motherless Child
2. Two Different Worlds
3. Teabags
4. I Loves You Porgy

“緊張と緩和” を見事に表現しきった、まさに通が選ぶ名盤の一枚といえるでしょう。
そういう結果になったのは、ワンホーンというのも影響しているのだと思います。
うるさくない でしゃばらないレス・スパンのギターも、いい効果を出しています。
ブルーノートやプレスティッジとは雰囲気も音質も異なり、ましてやサヴォイの
名盤 『Blues-Ette』 とは対極にある本作。 拙ブログをお読みの方で本作を聴き逃して
いるジャズファンは いらっしゃらないと思いますが、必聴の一枚に違いありません。

これ以上遅くできない 「Dream」、「Mixed Emotions」、フラー作の 「Teabags」 が
良いですが、「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」 がベストトラック。
テーマをベースとのデュエットで始め、ピアノとドラムスがテンポを上げて入ってくる
ところはゾクッと身震いするはず。 これがジャズを聴く醍醐味、なのですね。


The Magnificent Trombone Of Curtis Fuller
 The Magnificent Trombone Of Curtis Fuller

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フリードマン、異才の魅力いっぱい

Don Friedman Circle Waltz Riverside RLP 9431
★★★★★
『Circle Waltz』
Riverside RLP 9431 → Victor SMJ-6082
1962年5月14日 録音
Don Friedman(p)
Chuck Israels(b/except 2-3) Pete La Roca(ds/except 2-3)


Side-1
1.
Circle Waltz
2. Sea's Breeze
3. I Hear A Rhapsody
Side-2
1. In Your Own Sweet Way
2. Loves Parting
3. So In Love
4. Modes Pivoting

独特のデザインで、いちど見たら決して忘れることができないレコードジャケット。
Fred Schwab 氏という人物が描いたユニークなモチーフ。 デザインしたのは おなじみの
Ken Deardoff 氏です。 ドン・フリードマンの 『Circle Waltz』、いい作品です。

まずタイトル曲、ワルツのリズムが放つ静かな高揚感は、ビル・エヴァンスの
「Waltz For Debby」 とは まったく次元の異なる、いままでに表現されなかった世界。
つづく 「Sea's Breeze」 はモダンジャズの様相を表してはいますが、でも彼独特です。

「I Hear A Rhapsody」 になって、ようやく並? のモダンジャズに落ち着きます。
美しい すてきなバラード 「Loves Parting」 やピアノソロの 「So In Love」 を経て
ラストにまたフリードマン独自の世界、「Modes Pivoting」。 魅力の一曲です。
この曲と冒頭の二曲がジャズの意識を変えさせる見事なトラックで、ベストは
なんといっても 「Circle Waltz」 といえるでしょう。
わたしの拙い文章では本作の魅力が伝わっていませんね。 未熟さを痛感しました。


Circle Waltz / Don Friedman
Circle Waltz / Don Friedman

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56年経っても、名盤は かわらない。

Tommy Flanagan Overseas Prestige PRLP 7134
★★★★★
『Tommy Flanagan Overseas』
Metronome MEP 311~313 → Prestige PRLP 7134 → Teichiku KUX-109-E
1957年8月15日 ストックホルムにて録音
Tommy Flanagan(p) Wilbur Little(b) Elvin Jones(ds)

1. Relaxin' At Camarillo
2. Chelsea Bridge
3. Eclypso
4. Beat's Up
5. Skål Brothers
Side-2
1. Little Rock
2. Verdandi
3. Delarna
4. Willow Weep For Me

まぁジャズファンで この作品を聴いたことがないという人はいないでしょう。 再発で
ありながら高値で取り引きされていたプレスティッジ盤。 エズモンド・エドワーズが
デザインした “C” の海で Overseas と当時は しゃれたものだと言っていましたが、
いま冷静に見てみると “う~ん、それほどでも” と幼稚さが浮かんできます。

それはともかく、演奏内容はというとトリオが三位一体になり高水準のプレイを披露。
ちょっとボリュームをあげて、太いベースと小気味よいスネアブラシを堪能しましょう。
そういう点では 「Eclypso」 が理想的な曲で、そうベストトラックです。
そして短い曲ですがフラナガン作の 「Verdandi」 がスピードに乗ってエルビンの
神業的なブラシが聴ける名演です。 すばらしい。


Tommy Flanagan Overseas Metronome MEP 311 Tommy Flanagan Overseas Metronome MEP 312 Tommy Flanagan Overseas Metronome MEP 313
オリジナルの EP 7インチ 左から MEP 311 MEP 312 MEP 313

Fantasy OJC のCD はボーナストラックとして 3曲追加になっているのですが、
それらは本編の重複であって下欄で紹介している CD で初めて訂正されたのです。


Complete Overseas +3 -50th Anniversary Edition
 Complete Overseas +3 -50th Anniversary Edition

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34年前の世界初登場盤なんだけど…

Curtis Fuller Two Bones Blue Note
★★★
『Two Bones』
Blue Note → King GXF-3064
1958年1月22日 録音
Curtis Fuller, Slide Hampton(tb)
Sonny Clark(p) George Tucker(b) Charlie Persip(ds)


Side-1
1. Fuss Budget
2. Oatmeal Cookie
3. Da-Baby
Side-2
1. Pajama Tops
2. Slide's Ride
3.
Loquacious Lady
4. Mean Jean

Jazz Discography Project によれば、本作のドラムスはアル・ヘアウッドではなく
チャーリー・パーシップということになっています。
まぁそれよりなにより、この作品が お蔵入りしていたことは一聴してすぐうなずけます。
7曲中 6曲がフラー作、残りの 1曲はスライド・ハンプトン(当時 25歳)の作。
ところが曲としての魅力に欠けるものが多いのです。
キング・レコードが 1979年に世界初登場として発売した 23作品の一枚なのですが、
当時から人気薄だったようです。

そして 1 曲選ぶとすれば “多弁な女性” と名付けられた 「Loquacious Lady」 です。
抒情的なパッセージが連続する、すてきなバラードに仕上がっています。
ソニー・クラークは例のごとく、曲によってはキラリと光るソロを披露しています。


Two Bones / Curtis Fuller
Curtis Fuller Two Bones Blue Note

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