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Jazz Classic Audio Life

ジャズ、クラシック、オーディオの想いを日々綴ります。   ブログ内で お探しのキーワードを右の枠に入力して GO ⇒

Feelin' Red / Red Garland

Red Garland Feelin Red Muse MR 5130
★★★☆
『Feelin’ Red』
Muse MR 5130 → King Seven Seas K 22P-6008
1978年5月15日 録音
Red Garland(p) Sam Jones(b) Al Foster(ds)

Side-1
1. It's All Right With Me
2. You Better Go Now
3. On A Clear Day
Side-2
1. Going Home
2. The Second Time Around
3. I Wish I Knew
4. Cherokee

レッド・ガーランドが亡くなってもう34年という年月が過ぎました。 そしてわたしは
彼の没年齢より八歳も年寄りになりました。 ジャズピアノではビル・エヴァンスのつぎに
好きなプレイヤーです。 とにかくジャズピアノの醍醐味が感じられます。
本作は晩年に近い、55歳の誕生日の二日後に録音された めずらしくアグレッシブな一枚。
メンバーは だれが選んだのか、ドラムスにアル・フォスターが起用されていることが異様。
ところがバスドラの録音が かなりこもり気味でオープニングの 「It's All Right With Me」
など聴きづらい。 アップテンポの曲は相対的に その傾向にあります。

「You Better Go Now」や 「The Second Time Around」 のようなバラードはその点聴き
やすいのですが、なにか物足りない。 それとドビュッシーの「Going Home」は違和感あり。
ラストの 「Cherokee」 のイントロのアレンジも感心できません。
ようは本作は昔ながらのジャズ喫茶店でアルテックA7などから流れてくればお客は満足、
という(へんてこりんな解釈)作品だと思います。 ガーランドフリークにはつらい一枚!


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Stan Getz Plays

Stan Getz Plays
★★★★★
『Stan Getz Plays』
Norgran MGN 1042 → Polydor MV 2627
(Side-1, 2-1, 2-2) 1952年12月12日 録音
(2/3~5) 1952年12月29日 録音
Stan Getz(ts) Jimmy Raney(g)
Duke Jordan(p) Bill Crow(b) Frank Isola(ds)


Side-1
1. Stella By Starlight
2. Time On My Hands
3. 'Tis Autumn
4. The Way You Look Tonight
5. Lover Come Back To Me
6. Body And Soul
Side-2
1. Stars Fell On Alabama
2. You Turned The Tables On Me
3. Thanks For The Memory
4. Hymn Of The Orient
5. These Foolish Things

1952年12月29日に録音されたもう一曲
12. How Deep Is The Ocean

1954年1月23日に録音され Norgran 119 と Norgran 139 に収録された曲で
CD(2017年11月現在 廃盤)でボーナストラックとして聴くことができます。
Stan Getz(ts) Jimmy Rowles(p)
Bob Whitlock(b) Max Roach(ds)

13. Nobody Else But Me
14. Down By The Sycamore Tree
15. I Hadn't Anyone Till You
16. With The Wind And The Rain In Your Hair

全曲すばらしくて どれもがベストトラックです。 未聴の方はCDが入手できるうちに
買い求めて聴いてください。 音質は65年も前の録音なので いいはずはありません。
でも そんな些末なことは まったく気になりません。
ゲッツが若干25歳のときの類まれなる傑作なのです。 ルースト盤と並ぶ必聴の一枚です。

CDに収録されている1954年の四曲は、めずらしくマックス・ローチとの共演。 たぶん
生涯に二度しか共演(『Brothers And Other Mothers』 Savoy)していないのでは?
本作ではローチのブラシが聴けるのもめずらしいと思います。

ジャケット写真はフィル・スターンが撮った決定的な一枚。 スタン・ゲッツと彼の愛息。
スタンは息子に目もくれず、右手に持っているマリ○ァ○? が気になっている!
クスリと深酒が原因だと言われている肝臓がんで64歳の若さで天才は逝ってしまいました。
というわけで、このジャズ史に残るすばらしい遺産、聴くべし!


Stan Getz Plays+1(Uhqcd)

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Wardell Gray Memorial Volume Two

Wardell Gray Memorial Prestige PRLP 7009
★★★★☆
『Wardell Gray Memorial Volume Two』
Prestige PRLP 7009 → Victor PJ-3
(Side-1)1950年8月27日 Hula Hut Club, ロサンゼルスにてライブ録音
Clark Terry(tp) Sonny Criss(as) Wardell Gray(ts)
Dexter Gordon(ts/2)
Jimmy Bunn(p) Billy Hadnott(b) Chuck Thompson(ds)

(Side-2)1952年1月21日 録音
Art Farmer(tp/except 5) Wardell Gray(ts) Hampton Hawes(p)
Harper Cosby(b) Larry Marable(ds) Robert Collier(cga)


Side-1
1. Scrapple From The Apple
2. Move
Side-2
1. April Skies
2. Bright Boy
3. Jackie
4. Farmer's Market
5. Sweet And Lovely
6. Lover Man

プレスティッジの 10インチ盤(PRLP 128、147)二枚をカップリングした 12インチ盤。
おおむかし日本ビクターがプレスティッジの復刻を廉価で 1,100円でリリースしたときの
目玉が本作と 7008、ワーデル・グレイの二枚でした。
「Move」 におけるデックスとのテナーバトルを聴きたい一心でレコード店に飛びこみ、
その二枚を手に入れたものです。 1972年、昭和47年のこと、いまから 44年もむかしの
ことです。 いい時代でした。
A面の録音状態の酷さには目をつぶって、白熱のライブ演奏に しびれていました。
「Scrapple From The Apple」 でのソニー・クリスのプレイ、すばらしくカッコいい。

B面の 「Jackie」でワーデルとアート・ファーマーに音程の乱れが あきらかに出ています。
が、全体的には 1952年にしては音質もいいし、スタジオでのセッション録音ならではの
安定性が感じられて、おおむね良好というところでしょう。
だけど、当然のことながら A面との熱気の落差が あまりにも大きいので☆マイナスです。
つまり、ここでもボブ・ワインストックの儲け主義が安易なレコードを生み出したという
ことでしょう。

ワーデルは 1955年5月25日にラスベガス郊外で変死体(金銭トラブルで撲殺された?)
で発見されたことになっていますが、ヘロインの過剰摂取で亡くなったという説もあり
真相は不明です。 わかっていることは 34歳という若さで人生を終えたことです。

別セッション(1950年4月25日)の四曲(PRLP 115に収録)10テイクも収録しているので
あまり おすすめは できませんが・・・

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偏見抜きに じっくり味わう作品

Dick Garcia Message From Garcia dawn DLP 1106
★★★★☆
『A Message From Garcia』
dawn DLP 1106 → Nippon Columbia SL-5138-CH
1956年 録音
Richie “Dick” Garcia(g)
Gene Quill(as/1-2, 1-5, 2-1, 2-4) Tonny Scott(cl/1-1, 1-4, 2-3)
Bill Evans(p/1-3, 2-2, 2-5) Terry Pollard(p/1-2, 1-5, 2-1, 2-4)
Bill Anthony(b/1-2, 1-5, 2-1, 2-4) Jerry Bruno(b/1-3, 2-2, 2-5)
John Drew(b/1-1, 1-4, 2-3) Frank Isola(ds/1-2, 1-5, 2-1, 2-4)
Camille Morin(ds/1-1, 1-3, 1-4, 2-2, 2-3, 2-5)


Side-1
1. Have You Met Miss Jones?
2.
If I'm Lucky
3. Kimona My House
4. I Don't Want To Set The World On Fire
5. The Deacon
Side-2
1.
Stompin' At The Savoy
2. Like Someone In Love
3. Potatoes
4. It Could Happen To You
5. Ev'ry Night About This Time

本作のオリジナル盤ジャケットは、ジャズファンの方なら よく ご存じの下の写真です。

Dick Garcia A Message From Garcia dawn DLP 1106 1st

このレコードは、いちどは じっくり聴くべき作品です。 ディック・ガルシアの見事な
ギタープレイに驚くことうけあいです。 オリジナル盤ジャケットの酷さと dawn という
レーベルの なじみのなさに一歩引いてしまって手にすることがない、迷盤? なのです。
しかし、のほほんとした基調の中にキラッと光るプレイと風情が漂う佳作でもあります。
ガルシアのオリジナル 「Kimona My House」 のギターソロを聴いてみてください。
よく言われるモダンギターの極み、まさに妙技です。 聴きほれてしまいます。

じつはビル・エヴァンスフリークは、彼参加のたった 3曲のために本作を求めるのですが、
聴いてみて、もう一人のピアニストのテリーポラードに感心することになるのです。
ベツレヘムに 10インチの幻の名盤? を残している寡作なピアニストです。
彼の はつらつとした気持ちのいいプレイを聴き逃さないように楽しみましょう。

ベストトラックは、「If I'm Lucky」 になるでしょうか。 「Stompin' At The Savoy」 も
すばらしいトラックで、ジーン・クイルの泉のごとくアイデアあふれでるアルトの音色も
見事。 たんなる BGM なんて言わせない聴きごたえある作品です。


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マッコイとの めずらしい競演

Grant Green Matador Blue Note King GXF-3053
★★★★☆
『Matador』
Blue Note → King GXF-3053
1964年5月20日 録音
Grant Green(g) McCoy Tyner(p)
Bob Cranshaw(b) Elvin Jones(ds)


Side-1
1.
Matador
2. My Favorite Things
Side-2
1. Green Jeans
2. Bedouin

CD Bonus track(1964年7月12日 録音)
5.
Wives And Lovers

コルトレーンが傑作 『My Favorite Things』 をアトランティックに録音してから 4年、
アルフレッド・ライオンはグリーンに同曲を録音する話をもちかけた。 さらに大胆にも
マッコイとエルヴィンを脇に回して! だが他の曲との釣り合いが取れず発売は保留。
マッコイがトレーンと共演したときは弱冠 21歳! 本作のときは 25歳。 あきらかに
トレーンとの共演が力量として上回っています。 三歳年上のグリーンをなめたか?

それでも、やはりベストトラックは 「My Favorite Things」 です。 グリーンがんばって
います。 カルテットだから力量不足なら持ちません。 立派にプレイしきっています。
そのつぎはタイトル曲の自作 「Matador」 でしょう。 もう一曲の自作 「Green Jeans」
よりも作曲に熱が入っています。 しかし ここで気になるのがエルヴィンの叩き方です。
「My Favorite Things」 も 「Green Jeans」 も同じパターンでプレイしているのです。

あと CD に追加されたバカラック作の 「Wives And Lovers」 が愛らしいメロディで
楽しい曲になっています。 映画のために書かれたのですが不採用になったようです。
ナンシー・ウィルソンやディオンヌ・ワーウィックが歌っています。 いい曲です。


Matador / Grant Green
Matador / Grant Green

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