Jazz Classic Audio Life

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Osaka Concert Vol.1 & Vol.2 / Duke Jordan

Duke Jordan Osaka Concert Vol.1 Steeplechase SCS- 1271
★★★★☆
『Osaka Concert Vol.1』
Steeplechase SCS-1271 → SCCD-31271


01. Subway Blues
02. Flight To Jordan
03. Lady Dingbat
04. Night Train From Snekkersten
05. Hymn To Peace
06. Embraceable You
07. W'utless
08. Scotch Blues
09. Jordu


Duke Jordan Osaka Concert Vol.2 SteepleChase
★★★★☆
『Osaka Concert Vol.2』
Steeplechase SCS-1272 → SCCD-31272


01. Two Loves
02. In My Solitude
03. No Problem
04. There's A Star For You
05. Misty Thursday
06. Cold Bordeaux Blues
07. Lady Linda
08. Forecast
09. Cherokee
10. Jordu
11. Flight To Japan


1976年9月22日 大阪サンケイホールにてライブ録音
Duke Jordan(p) Wilbur Little(b) Roy Haynes(ds)


「Embraceable You」 「In My Solitude」 「Cherokee」 の三曲を除いて他の演奏曲は
すべてジョーダンのオリジナル曲。 彼の作曲能力の高さが うかがえる作品になっています。
ジョーダンは、この 1976年9月に来日し 20日に福岡(『Live In Japan(SCS-1063/64)』)で、
22日に大阪で本作のライブを行い、25日には東京のビクタースタジオで 『Flight To Japan
(SCS-1088)』 を録音しています。

彼らのライブ録音は、ベースとドラムスは違えども 1973年にスタジオで録音された傑作の
『Flight To Denmark』『Two Loves』 にホールの臨場感が加わったもので、聴く愉しみ
にあふれた好感の持てる秀逸な作品群です。
ただ、長い曲などで ちょっと中だるみになりそうな部分も見受けられますが、彼ら三人の
持ち味は、上質で永年かけて発酵した高級ワインを啜る愉しみ、豊かな人生の至福の時間
が ゆったり流れてゆく ひとときなのです。

ジョーダンが作曲すれば、それはもう立派なスタンダード曲。ぜひ聴いてみてください。
これは けっこういい趣味だと思います。

Osaka Concert Vol.1 / Duke Jordan
Osaka Concert Vol.1 / Duke Jordan

Osaka Concert Vol.2 / Duke Jordan
Osaka Concert Vol.2 / Duke Jordan

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キースの名演 ソロ・ライブ

Keith Jarrett The Köln Concert ECM 1064・65 ST
★★★★★
『The Köln Concert』
ECM 1064/65 ST
1975年1月24日 Opera House, Cologne にてライブ録音
Keith Jarrett(p solo)

Side-1 Köln, January 24, 1975 Part I
Side-2 Köln, January 24, 1975 Part II a
Side-3 Köln, January 24, 1975 Part II b
Side-4 Köln, January 24, 1975 Part II c

この感動的な即興演奏から 40年が過ぎました。 キースは24歳でマイルスバンドに参加、
『Get Up With It』 で初共演。 だから かの有名な 『Bitches Brew』 には不参加です。
そして 1年5ヵ月ほどでマイルスのもとを離れ、ECM レーベル 8作目が本作に・・・
当時 29歳、キース自身の内から湧き出ずる芸術的感性が、すべて表現されています。

余談ですが先日、本作のアナログオリジナル盤がヤフオクで 97,100円で落札されました。
キースのサイン入りだからの金額! 説明の中に、キースはサイン嫌いで有名だったとか。
それにしても驚きです。 CDなら 2,000円以内で手に入るのですから。(それは違うか)

この作品が世に出たとき、みんな一所懸命 聴き漁ったものです。 その美音に酔いました。
40年を経たいまでも、当時の輝きと魅力は変わりません。 ジャズではない、と一部の
人々は酷評しました。 キース本人も、ジャズという認識で演奏したのではないと思います。
マイルスも よく言っていたように、純粋なミュージックとして受けとめねばなりません。
ベストトラックは、やはり Part I 。 つぎからつぎへとテーマが生まれて発展していく。
やはりキースは並大抵ではない才能の持ち主だと いえるでしょう。
ラストの Part II c のなんとチャーミングなこと。2年9ヵ月後の 『My Song』 に通ずる
愛らしさと すがすがしさが全編に溢れています。 名曲名演です。


The Köln Concert / Keith Jarrett
The Köln Concert / Keith Jarrett

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戻ってきたバップ

Hank Jones Bop Redux Muse MR 5123
★★★★☆
『'Bop Redux』
Muse MR 5123
1977年1月18日、19日 録音
Hank Jones(p)
George Duvivier(b/except 2-4) Ben Riley(ds/except 2-4)


Side-1
1. Yardbird Suite
2. Confirmation
3. Ruby, My Dear
4. Relaxin' With Lee
Side-2
1. Bloomdido
2. 'Round Midnight
3. Moose The Mooche
4. Monk's Mood

1970年代、人気を博した Great Jazz Trio とは対極にある、裏人気盤というか通好みの
一枚だと思います。 とはいえ、その違いの大部分はドラムスの トニー・ウィリアムスと
ベースのロン・カーターやバスター・ウィリアムズ、とくに トニーの煽りのドラミングに
よるところが大きかったのです。
そして録音状態も大きく影響しています。 ’70年代後半はウッドベースもエレキベースに
聞こえるような録り方が主流になっていました。 ところが Muse の本作は、その時代の
まっただなかにあって 1960年代と聞き違えるような録音になっています。
事実、本作録音の約 8ヵ月前には GJT として East Wind で 『Love For Sale』 を録り、
ちょうど 1ヵ月後に同じレーベルに 『At The Village Vanguard』 を録音しています。
まるで時代錯誤のような感覚になるのです。
一時期、グレート・ジャズ・トリオに はまっていたことがあって、その後この作品を
聴いたとき、あまりの落差に放り出してしまった記憶があります。 それが間違いの元。

「Confirmation」 や 「Ruby, My Dear」 「'Round Midnight」 をじっくり聴く。
パーカーやモンクの作品を慈しみましょう。 レンジが狭くステレオ感も すこし乏しい
録音ですが、良き友となる一枚だと思います。


'Bop Redux / Hank Jones
'Bop Redux / Hank Jones

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トランペットがなけりゃぁなぁ

Modern Jazz Quartet Milt Jackson Quintet Prestige PRLP 7059
★★★★☆
『Modern Jazz Quartet Milt Jackson Quintet』
Prestige PRLP 7059 → Toshiba-EMI LPJ-70009
(1-1~1-4)1952年12月11日 (1-5, Side-2)1954年6月16日 録音
Henry Boozier(tp/1-5, Side-2) Milt Jackson(vib)
John Lewis(p/1-1~1-4) Horace Silver(p/1-5, Side-2)
Percy Heath(b) Kenny Clarke(ds)


Side-1
1.
All The Things You Are
2. La Ronde
3. Vendome
4. Rose Of The Rio Grande
5.
Opus De Funk
Side-2
1.
I've Lost Your Love
2. Buhaina
3. Soma

なぜ1年6ヵ月も隔てて録音したものを 1枚にまとめたのか。 そしてトランペットを
加え、ピアニストをホレス・シルヴァーに替えたのか。
つまり なにを言いたいかというと、ホレス作の 「Opus De Funk」 が作曲者自身と
ミルトのソロ・プレイがすばらしいのに、Henry Boozier なるトランペッターが
曲を潰してしまっているのです。 とくに曲の前後でミュートで吹いているのですが、
音が震えてしまっています。 つづく 「I've Lost Your Love」 では一聴うまいように
聞こえるかもしれませんが、一か所つまずいているし、演奏が平坦すぎる。

カルテットにしてもクインテットにしても、ミルトが良いだけにアルバムとしては
トランペットを入れたことは、変化付けだとしても “玉に瑕” という結果です。


Modern Jazz Quartet Milt Jackson Quintet
Modern Jazz Quartet Milt Jackson Quintet

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プリンセスも聴かれた懐かしのライブ

Keith Jarrett Tokyo 96 ECM 1666
★★★★☆
『Tokyo '96』
ECM 1666
1996年3月30日 Bunkamura Orchard Hall にてライブ録音
Keith Jarrett(p) Gary Peacock(b) Jack DeJohnette(ds)


01. It Could Happen To You
02. Never Let Me Go
03.
Billie's Bounce
04. Summer Night
05. I'll Remember April
06. Mona Lisa
07. Autumn Leaves
08.
Last Night When We Were Young / Caribbean Sky
09. John's Abbey
10. My Funny Valentine / Song

キース、もうそろそろ 51歳。ゲイリーはそろそろ 61歳、ディジョネットは 53歳。
当時 全員が50を過ぎてるとはいえ、三人はまだ若かった。 彼らの息はいつもながら
ぴったり合っていて、さすがというほかありません。 しかし考えてみれば、あれから
17年の歳月が流れているのですね。
会場にはキースのファンでいらっしゃった雅子妃殿下が皇太子殿下とともに聴いて
おられたそう。 ロイヤル・ゲストが客席にいらしたのでキースの演奏は いつもの
ライブより おとなしい?

内容はジャズとは言えないかもしれない曲ですが 「Summer Night」 の美しさとか、
「Last Night When We Were Young / Caribbean Sky」 のラテンチックな楽しさ。
そして真っ向勝負のバップ曲 「Billie's Bounce」 や 「John's Abbey」。 とくに後者、
バド・パウエル作の曲など、パウエルも裸足で逃げ出すような急速調で弾きまくります。
これら 4曲を とくにじっくり聴いてみてください。 じゅうぶん満足できるはずです。
キースは この年の秋ぐち慢性疲労症候群を患い、ながい療養生活に入るのです。


Tokyo ‘96 / Keith Jarrett
Tokyo ‘96 / Keith Jarrett

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