Jazz Classic Audio Life

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Lou Mecca Quartet

Lou Mecca Quartet 5067
★★★☆
『Lou Mecca Quartet』
Blue Note BLP 5067 → Toshiba EMI TOCJ-9228
1955年3月25日 録音
Lou Mecca(g) Jack Hitchcock(vib)
Vinnie Burke(b) Jimmy Campbell(ds)


Side-1
1. All The Things You Are
2. You Go To My Head
3. Bernie's Tune
Side-2
1. Stan's Invention
2. The Song Is You
3. Just One Of Those Things

ジャケットのデザインは John Hermansader です。 ブルーノートに多数の作品があります。
はじめに述べておきます。 ジャケットデザインは星五つです。
主役のルーは正直硬さが前面に出ているプレイです。 が、脇役のジャック・ヒッチコックが
そこそこいい演奏を聴かせてくれます。 「The Song Is You」 でのソロなどすばらしい!
プレスティッジのワインストックならジャック名義でタイトルを変えて再発売しそうです。
「Just One Of Those Things」 でのルー、精彩を欠いていてだらだらとまとまりがないまま
終わってしまいます。 ここではジャックのソロがないので残念な曲になっています。
ベストトラックはオープニングの 「All The Things You Are」 または 「Bernie's Tune」
でしょうか。


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Catalonian Fire / Tete Montoliu

Tete Montoliu Catalonian Fire SteeplChase SCS-1017
★★★★
『Catalonian Fire』
SteepleChase SCS-1017
1974年5月26日 録音
Tete Montoliu(p)
Niels-Henning Ørsted Pedersen(b) Albert “Tootie” Heath(ds)


Side-1
1. Sweet Georgia Fame
2. A Nightingale Sang At Berkeley Square
3. Blues For Perla
Side-2
1. Falling In Love With Love
2. Old Folks
3. Au Privave

CD に追加されている当日録音された曲。
7. Body And Soul

19年以上もまえに 64歳という若さで亡くなったスペイン出身、盲目のジャズピアニスト
テテ・モントリューの人気盤を久しぶりに聴いてみました。
共演のニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセンも 11年以上まえに 58歳という
年齢で夭折しているのです。 ただドラムスのアルバート・トゥーティ・ヒースは81歳で
いまも ご健在のようです。

スティープル・チェイス・レコードはデンマーク、コペンハーゲンにあるレコード会社。
設立当時はコペンハーゲン大学の学生だった Nils Winther 氏が 1972年にジャッキー・
マクリーンの 『Live At Montmartre』 を第一作としてリリースし 昨年 2015年までに
802作品を世に送り出しました。
わたしがジャズを聴き始めて4年ごろの時期に出てきた このレーベルはとても新鮮でした。
多くがモノクロか一色刷りのペラジャケットというのも強烈で、デューク・ジョーダンや
ケニー・ドリューなどのアルバムを買い漁ったものです。
同レーベルにテテのアルバムは 13枚もあって本作は、その一作目に あたります。
それだけに どんな演奏を聴かせてくれるのか興味津々でレコードに針を落としたものです。

彼のアグレッシブなプレイは聴き慣れない演奏スタイルだったけれど、いっときハマって
しまいました。 しばらくはカッコいいって感じで よく聴いていました。
ただ録音状況なのか、アルバート・ヒースのドラムスのバタバタ音は気に いらなかった!
そうしているうちに、やはりアグレッシブさも耳障りになり、ヤフオクで手放すことに・・・

今回ダビングしておいた MDを じっくり聴いてみたら、やはり ちょっとしんどいというか
聴くのは一年に いちどぐらいでいいか、と感じました。 だから私にとってベストトラックは
前半おだやかなバラードの 「Old Folks」 になりました。 ペデルセンのベースに しびれるし、
なによりドラムスがブラシ中心なので(後半はスティックに持ち替え)耳には最適です。


Catalonian Fire / Tete Montoliu
 Catalonian Fire / Tete Montoliu

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Full House / Wes Montgomery

Wes Montgomery Full House Riverside RLP 9434
★★★★★
『Full House』
Riverside RLP 9434 → Victor SMJ-6069
1962年6月25日 'Tsubo' Berkeley, カリフォルニアにてライブ録音
Wes Montgomery(g) Johnny Griffin(ts/except 1-2)
Wynton Kelly(p/except 1-2) Paul Chambers(b/except 1-2)
Jimmy Cobb(ds)


Side-1
1. Full House
2. I've Grown Accustomed To Her Face
3. Blue 'N' Boogie
Side-2
1. Cariba
2. Come Rain Or Come Shine
3. S.O.S.

当日もう一曲演奏しています。
7. Born To Be Blue

『Smokin' At The Half Note』 と並ぶナイトクラブでのライブの名盤。 しかもリズム・
セクションは同じマイルス・コンボのメンバーです。 ウェス・モンゴメリーは本作録音の
前年からウィントン・ケリーとは付き合いがありましたが、このトリオとは これが初。
ただ、少し驚くのは、ウェスは 1962年はレコーディングが本作しかないのです!
伝記を読んだわけではないので彼に なにがあったのかわかりませんが この年一作とは!

いずれにせよ、ウェスの親指一本奏法は いつもどおり健在で、スタンダード 3曲に自作
3曲を熱演(彼にとっては ふつう)しています。
全曲すばらしいのですが、やはりアルバムのトップに配したタイトル曲は、グリフィンと
ケリー三者の見事な競演に終始しています。 かすかにバックでブラシが聞こえる
「I've Grown Accustomed To Her Face」 では弾きまくらない、もうひとりのウェスの
魅力が楽しめます。
オリジナル ラテン調の 「Cariba」では冒頭ウェス節が小気味よい好演です。「S.O.S.」も
軽快なテンポで聴きいってしまうナンバーです。

グリフィンも いい感じですが、やはりケリーは安定していて実力を遺憾なく発揮。
ウェスファン以外の方にもライブジャズの醍醐味が味わえる本作を聴いて いただきたい。
ちなみに、この盤を紹介しようと思ったきっかけは、後藤雅洋氏が 2010年に書かれた
『一生モノのジャズ名盤500』 の第2章 グルーヴィ・ジャズの代表に挙げられていたので
“そうなんだ” と うなずきながら針を落としてみた しだいです。


Full House / Wes Montgomery
 Full House / Wes Montgomery

一生モノのジャズ名盤500 / 後藤雅洋
一生モノのジャズ名盤500 / 後藤雅洋

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In Action+The Joe Abodeely Trio / J.R.Monterose

J.R.Monterose In Action studio 4 SS 100
★★★★★
『In Action+The Joe Abodeely Trio』
studio 4 SS 100 → TOYS FACTORY TFJL-38005
1964年 録音
J.R.Monterose(ts) Dale Oehler(p)
Gary Allen(b) Joe Abodeely(ds)


Side-1
1. Waltz For Claire
2. I Should Care
3. That You Are
Side-2
1. Red Devil
2. Lover Man
3. Herky Hawks

ブルーノートのリーダー盤(BLP 1536)とは おもむきがまったくちがう。 すばらしい
歌心あふれる名演、名盤です。 マイナーな studio 4 というレーベルからリリースされた
500枚(250~1,000枚のあいだ)ぐらいしか存在しない超幻盤。 30万円前後で取り引き
されたことも あるらしい。

「I Should Care」 と 「Lover Man」 のスタンダード以外はモンテローズのオリジナル。
だけどモンテローズ作の 「That You Are」 は聴いていると驚くことにスタンダードの
匂いが満載です。 それほど彼の作曲の技が見事なのでしょう。

全曲ミディアムテンポで、モンテローズのテナーの魅力が ぎっしりつまったワンホーン。
ほんとうに聴きごたえがあるのですが、たったの33分17秒。 もっと聴いていたいと
思わされる珠玉の一枚です。

追記:
ドラムスの Joe Abodeely のトリオと冠されていますが、ピアノの Dale Oehler の
プレイが ほんとうに すばらしいのです。 注目して聴くべきです。

紙ジャケットCD は板起こしかも? という噂があり、VSOP と TOYS FACTORY の
アナログ盤は音質が良い、とされています。

In Action / J.R.Monterose
 In Action / J.R.Monterose

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Back To The Sea / Bingo Miki And Inner Galaxy Orchestra

Bingo Miki Back To The Sea three blind mice TBM-5010
★★★★★
『Back To The Sea-Bingo Miki And Inner Galaxy Orchestra-
海の誘い-三木敏悟 インナー・ギャラクシー・オーケストラ-』

three blind mice TBM-5010
1978年6月20日、27日~30日 東京エピキュラス・スタジオにて録音
中沢健次、吉田憲司、横山 均(tp) 安孫子 浩、岡野 等(tp, flh)
南 浩之(frh) 鍵和田 道男、塩村 修(tb) 及川芳雄(btb/1-1, 1-2)
岡田澄雄(btb/Side-1, 2-3) 久保修平(tu) 西沢幸彦(fl, afl, picc)
石橋雅一(oboe) 鈴木正男(cl, ss, as) 森 剣治(as, ts, cl)
松本英彦(ts, fl) 大畠條亮(fagot) 今田 勝(YAMAHA p)
中富雅之(ARP odyssey, Pro-soloist, Mini Moog, solina)
菊池ひみこ(el-p, clavinet) 松本正嗣(g, el-g) 古野光昭(b/1-2, 1-3, 2-1)
成重幸紀(el-b/1-1, 1-2, 2-2, 2-3) 中村よしゆき、楠本卓司(ds)
古谷哲也(perc) 中本マリ(vo/2-3) 原 久美子(voice/2-1)


Side-1
1. 海に還る-プロローグ-(Back To The Sea-prologue-)
2. 海と空の抱擁(Swingin' On The Horizon)
3. 潮騒に聞く(When Waves Sing)
Side-2
1. ナチュラル・フロウ(Natural Flow)
2. 野郎人魚の宴(Merman's Dance)
3. 海に還る-エピローグ-(Back To The Sea-epilogue-)

30数年前に発売され、ほとんどと言っていいほど聴いていませんでした。 このアルバムは
昭和53年度 文化庁芸術祭参加作品です。 加えてスイング・ジャーナル誌のゴールド・
ディスクに選定されたこともあって、買ったはいいが、オーケストラ嫌いの わたしは
ちょこっと聴いただけでレコード棚に収めてしまったのです。

今回、なにを書こうかとネタ不足もあって本作を久しぶりに取り出し、聴いてみました。
37年前の日本のジャズ界で、このような緻密で自由なサウンドが創造されていたとは!
ビッグバンドの常識を破った楽器構成が、その一翼を担っているのだと思います。
オーボエやファゴットが効果を発揮して、いま聴いても斬新さを感じさせるのです。

とはいえ、わたしは やはりスモールコンボかピアノトリオ好きなので、ベストトラックの
今田 勝のピアノをフューチャーした 「ナチュラル・フロウ」 に聴きいってしまいます。
後半にソロをとる安孫子 浩のフリューゲルホーンの音色も すばらしい。
もちろん、タイトル曲も必聴の名演では あるのですが・・・

ちなみにアナログのオリジナル盤には 8ページの解説書とスリー・ブラインド・マイスの
カタログが附属されていまして、野口久光氏と瀬川昌久氏の興味深い文章が読ませます。
さらに三木敏悟氏自身によるコンポーザーズ・ノートは、読みふけってしまう内容です。
CDには付属しているのかなぁ?


Back To The Sea / Bingo Miki And Inner Galaxy Orchestra
 Back To The Sea / Bingo Miki And Inner Galaxy Orchestra

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