Jazz Classic Audio Life

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Charlie Parker On Dial

Dial SP Record Label
★★★★★
『Charlie Parker On Dial』
Dial 1002~1004, 1012~1015, 1019, 1021, 1022, 1024, 1032, 1034, 1040, 1043, 1055,
1056, 1058, 1059 → Spotlite → Toshiba-EMI CJ25-5043~6

(1~4)1946年3月28日 録音
Miles Davis(tp) Charlie Parker(as) Lucky Thompson(ts)
Arvin Garrison(g/except 1) Dodo Marmarosa(p)
Vic McMillan(b) Roy Porter(ds)

(5~8)1947年2月19日 録音
Earl Coleman(vo/except 7, 8) Charlie Parker(as)
Erroll Garner(p) George 'Red' Callender(b) Harold 'Doc' West(ds)

(9~12)1947年2月26日 録音
Howard McGhee(tp) Charlie Parker(as) Wardell Gray(ts)
Barney Kessel(g) Dodo Marmarosa(p)
George 'Red' Callender(b) Don Lamond(ds)

(13~18)1947年10月28日 録音
Miles Davis(tp) Charlie Parker(as)
Duke Jordan(p) Tommy Potter(b) Max Roach(ds)

(19~21)1947年11月4日 録音
Miles Davis(tp) Charlie Parker(as)
Duke Jordan(p) Tommy Potter(b) Max Roach(ds)

(21~27)1947年12月17日 録音
Miles Davis(tp) J.J. Johnson(tb) Charlie Parker(as)
Duke Jordan(p) Tommy Potter(b) Max Roach(ds)


01. Moose The Mooche(D1010-2)
02. Yardbird Suite(D1011-4)
03. Ornithology(D1012-4)
04. A Night In Tunisia(D1013-5)
05. This Is Always(D1051-C)
06. Dark Shadows(D1052-C)
07. Bird's Nest(D1053-C)
08. Cool Blues(D1054-C)
09. Relaxin' At Camarillo(D1071-C)
10. Cheers(D1072-D)
11. Carvin' The Bird(D1073-B)
12. Stupendous(D1074-A)
13. Dexterity(D1101-B)
14. Bongo Bop(D1102-B)
15. Dewey Square(D1103-C)
16. The Hymn(D1104-A)
17. Bird Of Paradise(D1105-B)
18. Embraceable You(D1106-A)
19. Klact-Oveeseds-Tene(D1112-A)
20. Scrapple From The Apple(D1113-C)
21. Out Of Nowhere(D1115-A)
22. Drifting On A Reed(Air Conditioning)(D1151-E)
23. Quasimado(D1152-B)
24. Charlie's Wig(D1153-E)
25. Bongo Beep(Bird Feathers)(D1154-C)
26. Crazeology(D1155-D)
27. How Deep Is The Ocean(D1156-A)
( )内はマトリックス・ナンバーです。

今回はチャーリー・パーカーの、かの有名なダイアル・セッション全 81テイクのなかから
オリジナル・イッシューとなったマスターテイクを抜き出して、ご紹介します。
1946年3月28日から 1947年12月17日まで 6回のセッション(1946年2月5日に「Diggin’
Dis」 が録音されていますがマスターテイクではない)で構成されています。

わたしがジャズ界においてアドリブの王者として信奉しているプレイヤーが三人います。
クリフォード・ブラウンとアート・ペッパー、そしてバードことチャーリー・パーカー、
その人なのです。

ロサンゼルスに拠点を置いていた、バードよりも 11歳年上のジャズが好きでレコード店を
経営していたロス・ラッセルが、地元にツアーで やってきたバードにレコーディングの
交渉をしたのです。 セッションは全 7回。ロサンゼルス、ニューヨークで行われ、バード
の “オン・サヴォイ” と ともに彼の全盛期を記録したジャズ界の遺産と なったのです。

演奏の内容に関しては、評すること自体が無意味だと思います。
ただ天才の泉のごとく溢れ出るアドリブを こころゆくまで味わうのみです。
ロス・ラッセル本人もダイアルの本社をニューヨークに移してからのセッションが とくに
良く、1947年10月の 「Dexterity」 「The Hymn」 「Embraceable You」、同年11月の
「Klact-Oveeseds-Tene」、ダイアルで最後となった同年12月の 「Drifting On A Reed」
「Crazeology」。 未聴の方はこれらの作品をじっくり聴いてほしい。ビ・バップ・ジャズの
神髄を たっぷり愉しむ時間を持ってください。 バードって、やっぱり いいなぁ・・・

『Charlie Parker Plays Cole Porter』 のなかの「I Love Paris」がラストレコーディングに
なり、その 92日後の 1955年3月12日、ニューヨークにあるスタナップ(スタンホープ)・
ホテルに居住していたニカ男爵夫人(Baroness Pannonica "Nica" de Koenigswarter)の
部屋で血を吐き午後8時45分、夫人に見守られながら34年6ヵ月12日という短い人生を
終えました。 5分後に駆けつけた医師は検視官に報告する書類にパーカーの年齢を53歳と
書きこんだのです。 それほどパーカーは衰弱して老年に見えたのです。検視官が下した
死因は大葉性肺炎(ニカ夫人は否定しています)と出血性潰瘍でした。

1946年7月29日に録音された “ラヴァー・マン・セッション” の四曲も ご紹介しておきます。
パーカーが取引きしていた麻薬密売人が逮捕されたため、彼は禁断症状で衰弱していて
意識朦朧の状態で演奏。 最悪のレコーディングに なったのです。
「Max Making Wax」(D1021-A)
「Lover Man」(D1022-A)
「The Gypsy」(D1023-A)
「Bebop」(D1024-A)


Charlie Parker Story On Dial Vol.1
 Charlie Parker Story On Dial Vol.1

Charlie Parker Story On Dial Vol.2
 Charlie Parker Story On Dial Vol.2

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Surf Ride / Art Pepper

Art Pepper Surf Ride Savoy MG 12089
★★★★★
『Surf Ride』
Savoy MG 12089 → King MGJ-12089
(1-4~6)1952年3月4日 録音
Art Pepper(as) Hampton Hawes(p)
Joe Mondragon(b) Larry Bunker(ds)

(1-1~3)1953年3月29日 録音
Art Pepper(as) Bob Whitlock(p)
Joe Mondragon(b) Bobby White(ds)

(Side-2)1954年8月25日 録音
Art Pepper(as) Jack Montrose(ts)
Claude Williamson(p) Monty Budwig(b)
Larry Bunker(ds/1, 3, 4, 6) Paul Ballerina(ds/2, 5)


Side-1
1. Tickle Toe
2. Chili Pepper
3. Susie The Poodle
4. Brown Gold
5. Holiday Flight
6. Surf Ride
Side-2
1. Straight Life
2. Cinnamon
3. Thyme Time
4. The Way You Look Tonight
5. Nutmeg
6. Art's Oregano

12曲中アート・ペッパーの作曲が 10曲と、力が入った前期ペッパーの代表作かつ傑作。
にしてデビュー作でもあります。
このような名演、名盤、傑作をレビューするのは反則のような行為かもしれませんね。
しかし “ちょっとジャズを聴きはじめてみようかな” というジャズの醍醐味を知らない
方には超おすすめだと思います。 Harvey Ragsdale が描く上品とはいいがたいイラストの
ジャケットで判断してはいけません。
さきにも記したように、ほとんどがペッパーのオリジナル曲だというのに、まことに名曲、
名演のオンパレード! ペッパー節満載のアドリブの波に乗ってください!

共演者としては、わたしはクロード・ウィリアムソンのピアノに耳を傾けたい。
スピード感あふれ、泉のごとく湧きいずるアドリブの虜になること まちがいなしです。
「Straight Life」 の超高速パッセージを聴け! もちろんペッパーも神業!

本作はディスカバリー10インチの二枚(3019 と 3023)から 12曲を 12インチ化したもの。
残り 4曲は 『Art Pepper Sonny Redd』(Regent MG 6069)に収録。

Art Pepper Quartet Discovery DL 3019 Art Pepper Quintet Discovery DL 3023

Surf Ride / Art Pepper
 Surf Ride / Art Pepper

Art Pepper & Sonny Redd
 Art Pepper & Sonny Redd

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Strictly Powell / Bud Powell

Bud Powell Strictly Powell RCA Victor LPM-1423
★★★★
『Strictly Powell』
RCA Victor LPM-1423 → NORMA NLP 2000
1956年10月5日 録音
Bud Powell(p) George Duvivier(b) Art Taylor(ds)

1. There'll Never Be Another You
2. Coscrane
3. Over The Rainbow
4. Blues For Bessie
5. Time Was
Side-2
1. Topsy Turvy
2. Lush Life
3. Elegy
4. They Didn't Believe Me
5. I Cover The Waterfront
6. Jump City

NORMA盤 追加曲
12. Lullaby To Believer

この作品は、やはりちょっと きびしいものがあります。 本作を録音した1956年といえば
ほかに Verveの 『Blues In The Closet』 しか残していません。
入退院を繰り返したあとだけに、よほど体調が良くなかったのでしょう。
しかし、そこはパウエル。 運指は落ちたとはいえ天性のブルース魂は健在で、気力で
弾ききっているのです。
ブルースではありませんが、オープニングの 「There'll Never Be Another You」 が
弾くのが楽しくてしかたがない、というふうでベストトラックです。

わたしとしては、同 じRCA レーベルの 『Swingin' With Bud』 とともにアナログ盤で
持っておきたい作品なのです。

Strictly Powell / Bud Powell

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4 To Go ! / André Previn

Andre Previn 4 To Go! Columbia CS 8818
★★★★
『4 To Go !』
Columbia CS 8818 → CBS Sony 20AP 1435
1963年12月18日 録音
Herb Ellis(g) André Previn(p)
Ray Brown(b) Shelly Manne(ds)


Side-1
1. No Moon At All
2. Bye Bye Blackbird
3. Life Is A Ball (Herb Ellis)
4. It's Easy To Remember
5. You're Impossible
Side-2
1. Oh, What A Beautiful Mornin'
2. I Know You Oh So Well (Ray Brown)
3. Intersection (Shelly Manne)
4. Like Someone In Love
5. Don't Sing Along (André Previn)

やはりクラシック畑のプレヴィン、「No Moon At All」 のソロのスタイルが すこし硬い。
ので、つづくハーブ・エリスでリラックスしましょう。
プレヴィンの要望で集まったジャズ界のツワモノ三人。 それなりの出来にはなりましたが
聴くほうとしては もっと期待していたかもしれません。

スタンダードを どーんと並べて一丁上がり的なことは避けようと、メンバー全員が
一曲ずつオリジナルを提供しています。 その中で いちばん驚いたのはシェリー・マンが
作曲した 「Intersection」。 ドラマーらしく変拍子調の おもしろいリズムと魅力的な
メロディ。 この一曲がなければ、ぐ~んと評価が下がってしまうところでした。
(この曲、ほかのアルバムで聴いたこと あるかなぁ?)

あとのメンバーの提供曲は いずれもイマイチで、レイ・ブラウンのはメロディが
良いのに本人のベースで始まるアレンジが いただけない。
と なるので 「Like Someone In Love」 をはじめとするスタンダードをBGM 的に
おいしい珈琲を友に、読書でもしながら聴くとしましょう。


4 To Go ! & The Light Fantastic / André Previn

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オリジナルで聴くべきアルバム!?

Bill Perkins Just Friends
★★★★☆
『Just Friends』
Pacific Jazz PJ M-401 → Toshiba-EMI PJ-0401
(1-1, 1-3, 1-5, 2-2, 2-3)1956年10月29日 録音
Bill Perkins(ts, fl, bcl, arr) Richie Kamuca(ts)
Hampton Haws(p) Red Mitchell(b) Mel Lewis(ds)

(1-2, 1-4, 2-1, 2-4)1956年12月11日 録音
Bill Perkins(ts, arr) Art Pepper(as, arr)
Jimmy Rowles(p) Ben Tucker(b) Mel Lewis(ds)


Side-1
1.
Just Friends
2. A Foggy Day
3. All Of Me
4. Diane-A-Flow
5. Limehouse Blues
Side-2
1. What Is This Called Love
2. Solid De Sylva
3. Sweet And Lovely
4. Zenobia

こういうアルバムはオリジナルで聴かないと いけないのでしょう。 国内盤では
ベースが こもり気味だし、ドラムスが引っこんでしまっています。
音質には関係ないのですが、レーベルの印刷技術が悪く、文字が見えずA面か
B面かの見極めも ほぼできません。 困ったものです。

タイトル曲も いいのですが、あたまのアレンジが見事な 「A Foggy Day」 がベスト
トラックだと思います。 テーマにつづくアート・ペッパーのプレイが輝いています。
そして不思議なアレンジの曲を演奏しています。 「All Of Me」 がそれです。
聴いていて、どこが 「All Of Me」 なの? って思うこと うけあいです(笑)。
こういうアレンジ過多がウエストコーストの弊害で、嫌うジャズファンも多いのです。

ペッパーといえば、「Diane-A-Flow」 と 「Zenobia」 の二曲を提供しています。
どちらもペッパーらしい曲調で、彼の うねりのあるソロが たっぷり愉しめます。


Just Friends / Bill Perkins(MP3)
Bill Perkins Just Friends
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