Jazz Classic Audio Life

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Barney Wilen Quintet

Barney Wilen Quintet Guilde Du Jazz J-1239
★★★★★
『Barney Wilen Quintet』
Guilde Du Jazz J-1239 → Fresh Sound Records → Sam Records SR05 J.1239
1957年春 パリにて録音
Barney Wilen(ts) Hubert Fol(as)
Nico Buninck(p) Lloyd Thompson(b) Al Levitt(ds)


Side-1
1. Moving Out
2. Brainstorm
3. Lloyd's Brother's Tune
4. Crystal Ball
5. Spracklin
Side-2
1. Up In Alsace
2. Dink
3. Blue Hubert
4. The Office
5. Papiermento
6. Snakes

このデビューアルバムの録音時、バルネ・ウィランは弱冠二十歳。 にして傑作が誕生。
バルネもいいけれどヒューバート・フォルのアルトがアート・ペッパーに肉薄するほどの
できですばらしい。 バルネより一回りも年上で1995年に69歳で亡くなっています。
その翌年バルネは59歳という若さで亡くなっています。 才能あふれる人は夭折が多い。

この作品はジャズファンなら高値で取り引きされることは、もちろん ご存じでしょう。
六桁はくだらないなどといわれ、つい最近もヤフオクで それに近い金額で落札されました。
まぁ内容は たしかに “傑作” と表現したように、どの曲も名演には まちがいありません。
しかし10万円も出すほどのレコードなのでしょうか? 落札された方に心境を伺ってみたい。

11曲のなかで わたしが好きなのは 「Spracklin」 と 「Blue Hubert」 の二曲。 前者は
音楽の楽しさを見事に具現化し、後者はブルースの神髄が詰まった名曲にして名演。
二曲ともベストトラックです。


Barney Wilen Quintet
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'Round Midnight / Claude Williamson

Claude Williamson Round Midnight Bethlehem BCP-69
★★★★
『'Round Midnight』
Bethlehem BCP 69 → Polydor MP 2369
1956年12月 録音
Claude Williamson(p) Red Mitchell(b) Mel Lewis(ds)

Side-1
1. Stella By Starlight
2. Somebody Loves Me
3. I'll Know
4. The Surrey With The Fringe On Top
5. Polka Dots And Moonbeams
6. Hippy
Side-2
1. Tea For Two
2. Stompin' At The Savoy
3. 'Round Midnight
4. Just One Of Those Things
5. Love Is Here To Stay
6. The Song Is You

わたしがジャズを聴き始めたころ(47年ぐらいまえ)、本作のオリジナル盤が あちこちの
廃盤を扱っているレコード店に在庫があって、めずらしくも なんともなかったのです。
売れる気配もなく置き去りにされていました。 それが ある時期を境に見当たらなくなり
とつぜんスイング・ジャーナル誌のゴールド・ディスクになり、必死になって廃盤を
探しまわったけれど見つからない、後の祭り状態です。

バド・シャンクとの共演盤は聴いていたけれど、トリオの作品は一枚も聴いていません。
あとで知ったことですが、彼は “白いパウエル” と言われていたそう。 たしかに本作の
「Tea For Two」 を聴くと、そのスピード感に唖然とさせられます。 どの曲だったか
唸り声を発している曲もあります。

アルバム全体としては、スタンダードの名曲を(シルバーの「Hippy」以外)ずらりと
並べ、ピアノトリオを聴く醍醐味を味わわせてくれるのですが、巷間いうところの名盤
とは、わたしには思えません。 なんだろう、アレンジの好みなのか、う~ん。
ちょっとインパクトがある きつめの BGM として聴き流すようにして楽しんでいます。


'Round Midnight / Claude Williamson

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ときどき聴きたくなる魅力盤

Richard Williams New Horn In Town Candid CJS 9003
★★★★
『New Horn In Town』
Candid CJS-9003 → Victor SMJ-6181
1960年9月27日 録音
Richard Williams(tp) Leo Wright(as,fl/except 2-2)
Richard Wyands(p) Reginald Workman(b) Bobby Thomas(ds)


Side-1
1. I Can Dream, Can't I ?
2.
I Remember Clifford
3. Ferris Wheel
4.
Raucous Notes
Side-2
1. Blues In A Quandary
2.
Over The Rainbow
3. Renita's Bounce

本作が唯一のリーダー作で有名?なリチャード・ウィリアムスのキャンディッド快作盤。
レコーディングは29歳のとき。 しかし腎臓がんを患い、25年後に54歳という若さで
世を去っています。
やはり何度聴いても彼には “節” がありません。 天才のクリフォード・ブラウンや
鬼才のリー・モーガン、わたしが好きなブルー・ミッチェルらには独自の “節” が
あって、それを聴く愉しみがジャズの醍醐味なのです。

しかし、その意に反して本作は、たまに とても聴きたくなる不思議な一枚なのです。
それはキャンディッドというレーベルに由来しているからかもしれません。
1977年に国内盤が出たときは、躍り上がってレコード店に駆けつけたものです。

ベストトラックは 「I Remember Clifford」 でしょう。 曲の魅力をウィリアムスは
真っ正直に引き出してプレイしています。 レオ・ライトのフルートもすばらしい、
というかレオ・ライトのアルトは あまりよくありません。
あとウィリアムス作の 「Raucous Notes」 がスピード感が心地よく、こちらが
ベストトラックと いってもいいかもしれない出来になっています。


New Horn In Town / Richard Williams
New Horn In Town / Richard Williams

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ジャック・ウィルソンの不思議な魅力

Jack Wilson Easterly Winds Blue Note BST 84270
★★★★☆
『Easterly Winds』
Blue Note BST 84270 → Toshiba-EMI BNJ-71038
1967年9月22日 録音
Lee Morgan(tp/except 1-3) Garnett Brown(tb/except 1-3)
Jackie McLean(as/except 1-3)
Jack Wilson(p) Bob Cranshaw(b) Billy Higgins(ds)


Side-1
1.
Do It
2. On Children
3. A Time For Love
Side-2
1.
Easterly Winds
2. Nirvanna
3. Frank's Tune

なかなか聴くチャンスに恵まれないアルバムだと思いますが、これが けっこういいんです。
ジャック・ウィルソンは なんというか、変わった表現ですが (まるでちがうタイプなのに)
ソニー・クラークにもハービー・ハンコックにも似た部分が あると感じるのです。
オープニング、ロック調の曲 「Do It」 で聴き手は心を つかまれてしまいます。
一転してピアノトリオの 「A Time For Love」 は、抒情味が見事に表現されているのです。
ベストトラックはタイトル曲 「Easterly Winds」。 活気に満ちたアンサンブルで始まり、
溌剌としたソロを展開していく。 この曲は なかなか聴きごたえが あります。 すばらしい。
つづく 「Nirvanna」 のアンサンブルは、なんとも気持ちが癒されるというか、不思議です。
アンサンブルに はさまれたウィルソンのソロは清流のせせらぎのようなイメージで愛らしい。
いままで聴きそびれていた本作、掘り出し物という感覚で お薦めの一枚です。


Easterly Winds(MP3) / Jack Wilson
Jack Wilson Easterly Winds Blue Note BST 84270

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オリジナル盤を所持していない者の ひがみ?

George Wallington Quintet At The Bohemia ProgressiveRLP 1001
★★★★
『George Wallington Quintet At The Bohemia』
Progressive PLP-1001 → Victor SMJX-10120M
1955年9月9日 録音
Donald Byrd(tp) Jackie McLean(as)
George Wallington(p) Paul Chambers(b) Art Taylor(ds)


Side-1
1. Johnny One Note
2. Sweet Blanche
3. Minor March
Side-2
1. Snakes
2. Jay Mac's Crib
3. Bohemia After Dark / The Peck

バード22歳、マクリーン24歳、チェンバース20歳、アート・テイラー26歳、
御大ウォーリントン30歳と みんな若い! 2012年8月現在、健在なのはバードひとり。
この録音も もう57年が経とうとしています。

今年の春にヤフオクでオリジナル盤が51,000円で落札されたのを見ました。 ギョギョッ!
いくらルディ・ヴァン・ゲルダーが録音したとはいえ、やはり音質はイマイチ(復刻盤)。
こんなに高額で取引きされるぐらいだからオリジナル盤は さぞかし良い音なんでしょうね。
まぁライブならではの迫力は伝わってくるのですが… なんだかねぇ。
しかし魅力のひとつはジャケット。 撮影された写真は、パリ凱旋門の約半分の高さの
ワシントン・スクエア・アーチにメンバー5人が集合しているもの。 早朝6時、朝霧が
立ち込めているのでしょう。 力強いタイポグラフィの使い方が とっても上手。

演奏曲で びっくりするのは、バード作の 「Jay Mac's Crib」。 だれがどう聴いても有名な
「Softly, As In A Morning Sunrise」 を そっくりパクッています。 堂々としたものです。
これには笑うしかないですね。
わたしが思うベストトラックは 「Snakes」。 テーマは良くないが、スピード感に酔う。

どうせならテイクが重ならない未発表6曲が聴ける お買い得なコンプリート盤を。

George Wallington Quintet Complete Live At The Cafe Bohemia
George Wallington Quintet Complete Live At The Cafe Bohemia

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