Jazz Classic Audio Life

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オリバーの才能あふれる一枚

Oliver Nelson The Blues And The Abstract Truth Impulse! A-5
★★★★★
『The Blues And The Abstract Truth』
Impulse! A-5 → Victor VIM-4646
1961年2月23日 録音
Freddie Hubbard(tp/except 2-3) Oliver Nelson(as,ts,arr)
Eric Dolphy(fl,as) George Barrow(brs/except 2-3)
Bill Evans(p) Paul Chambers(b) Roy Haynes(ds)


Side-1
1.
Stolen Moments
2. Hoe Down
3.
Cascades
Side-2
1. Yearnin'
2. Butch And Butch
3.
Teenie's Blues

いちばん注目すべき曲は 「Teenie's Blues」 でしょう。
この曲調にフィットしているのはドルフィーひとり。 ドルフィーとしては本性の半分も
出していない演奏でしょう。 曲を書いた本人、オリバー・ネルソンもエヴァンスも
真似事のみ 。一流ミュージシャンだから、聞ける水準には達しているけれど…
チェンバースに至っては悩んでソロをとっています。

わたしが純粋にジャズの曲として楽しんで聴くのは名曲 「Cascades」 です。
ハバードの胸のすくようなソロ。 なんど聴いても飽きず、つづくエヴァンスのソロも
いいなぁと感じます。 いわゆる正統派モダンジャズ!

そしてベストトラックは 「Stolen Moments」。 ちょっと整理し過ぎかな、と思う
アレンジですが、引き込まれてしまう名曲なのです。 ちょっとほかの人には書けない
オリバー・ネルソンならではの独特の曲想。 すばらしい、の一語です。


The Blues And The Abstract Truth(MP3) / Oliver Nelson
Oliver Nelson The Blues And The Abstract Truth Impulse! A-5

The Blues And The Abstract Truth(CD) / Oliver Nelson
The Blues And The Abstract Truth(CD) / Oliver Nelson

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まぁ気楽に聴くフィニアスの作品

Phineas Newborn Jr. Piano Portraits By
★★★☆
『Piano Portraits By Phineas Newborn』
Roulette SR 52031 → Nippon Columbia YW-7556-RO
(1-5, 2-3)1959年6月17日 (others)1959年6月18日 録音
Phineas Newborn Jr.(p) John Simmons(b) Roy Haynes(ds)


Side-1
1. Star Eyes
2. Golden Earrings
3. It's All Right With Me
4. I Can’t Get Started With You
5. Sweet And Lovely
Side-2
1. Just In Time
2. Caravan
3. For All We Know
4. Blues Theme For Left Hand Only
5. Chelsea Bridge


『I Love A Piano』 と姉妹作といわれる本作。 でもこちらのほうが ちょっと落ちるかな。
ルーレットの方針にフィニアスが折れた、という感じ。
でも もちろんそこはフィニアス、上質なピアノトリオに仕上げてはいます。
「Golden Earrings」 を超スローテンポにしたのは、プロデューサーへの反発か?
でもさすがは天才、自家薬籠中、自分の音楽になっています。
B面トップの 「Just In Time」 で本来の才能を発揮。 あっけにとられるスピード。
といいながら、ベストトラックはありません。 この作品はBGM として聴きましょう。


Piano Portraits By Phineas Newborn
 Piano Portraits By Phineas Newborn

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必聴のジャズ、ミハエル・ナウラ

Michael Naura European Jazz Sounds Brunswick 267 912
★★★★★
『European Jazz Sounds』
Brunswick 267 912 → Sawano LP → Atelier Sawano AS 052
1963年2月1日~4日 録音
Peter Reinke(as) Wolfgang Schlüter(vib)
Michael Naura(p) Wolfgang Luschert(b) Joe Nay(ds)


Side-1
1. Three Seconds
2. Night Flower
3. Dr.Jekyll
Side-2
1.
Down In The Village
2. Gruga Mood
3. Stratosphere

巷間言われるように “この作品は ぜひとも聴かなきゃ損をする” にふさわしい一枚です。
これほど内容が充実している作品も めずらしいのではないか。 とくにヴァイブラフォン、
ヴォルフガング・シュリューターというプレイヤーを わたしは知りませんでした。
「Dr.Jekyll」 での速くて見事なパッセージ! もう聴き惚れるしかない! すばらしい。
もうひとり、アルトサックスのピーター・ラインケ。 彼のプレイも またすばらしい。
格調の高さと興奮とが融合した、まさにジャズの醍醐味が満載の作品なのです。
こういった価値の高いジャズをドイツで、しかも1963年に演奏していたということが
きわめて有意義で重要なことなのです。 未聴の方は ぜひお試しを…
ベストトラックは 「Down In The Village」 に落ち着くのかなぁ。 名曲名演、傑作です。


European Jazz Sounds / Michael Naura
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フィニアスを象徴する? アルバム

Phineas Newborn Jr. Here is Phineas
★★★★☆ ★★★(アルバム作りと音質)
『Here Is Phineas』
Atlantic SD 1235
(1-1, 1-2, 2-1, 2-4)1956年5月3日
(1-3, 1-4, 2-2, 2-3)1956年5月4日 録音
Phineas Newborn Jr.(p) Oscar Pettiford(b/except 1-3, 2-2)
Kenny Clark(ds/except 1-3, 2-2)
Calvin Newborn(g/except 1-3, 1-4, 2-2, 2-3)


Side-1
1. Barbados
2. All The Things You Are
3. The More I See You
4. Celia
Side-2
1. Dahoud
2. Newport Blues
3.
I'm Beginning To See The Light
4. Afternoon In Paris

フィニアスといえば 『Here Is Phineas』 が思い浮かぶ人は多いはず。 ところがどっこい、
高音質の録音で有名なアトランティックにしては めずらしく不満いっぱいの一枚。
このアルバムほどピアノ重視で、ベースやドラムスが迫ってこない作品もないのです。
ましてやフィニアスの弟のカルヴィン・ニューボーンのギターは、ほんとうに いるの?
というくらい、まったく聞こえません。(わたしだけ?)
「The More I See You」 「Newport Blues」 の二曲がピアノ・ソロ、だったら全曲、
ピアノ・ソロで やってほしかったと思います。
というわけでフィニアスの演奏とアルバムに対する評価の星が分かれる不思議な一枚。


Here Is Phineas / Phineas Newborn Jr.
Here Is Phineas / Phineas Newborn Jr.

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I Love A Piano / Phineas Newborn

Phineas Newborn I Love A Piano Roulette R 52043
★★★★☆
『I Love A Piano』

Roulette R 52043 → Columbia YY-7011-RO
1959年10月26日、29日 録音

Phineas Newborn(p) John Simmons(b) Roy Haynes(ds)

Side-1
1.
Take The “A” Train
2. Gee Baby Ain't I Good To You
3. Ain't Misbehavin'
4. I've Got The World On A String
5. The Midnight Sun Never Sets
Side-2
1. Real Gone Guy
2. Undecided
3. Ivy League Blues
4. Love And Marriage
5. Give Me The Simple Life

あまり聴くことがなかった本作。 久しぶりにターンテーブルに乗せました。
よく聴いてみると この盤は彼の代名詞になっている “テクニックで聴かせる”
だけの作品ではないということが わかる一枚です。
わたし 「Take The “A” Train」 のピアノトリオの演奏で いいと思ったものが
ないのですが、フィニアスの これはとってもいい。 一世代上のジョン・シモンズの
軽快なベースの せいでもあるのでしょう。

「Gee Baby...」 「Ain't Misbehavin'」 と小気味よい演奏がつづき、A面ラストの
「The Midnight Sun Never Sets」 が しっとり聴かせて好演。 ベストトラックです。
B面も 「Undecided」 ほか いつものフィニアスとは ひと味ちがうプレイが並びます。
じっくり聴ける いいアルバムです。


I Love A Piano / Phineas Newborn
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