Jazz Classic Audio Life

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Candid の佳作ジャケット

Candid Label

アーチー・ブレイヤーという人物が創設し、ジャズ評論家のナット・ヘントフが監修した
マイナー・レーベル、キャンディド。 アヴァンギャルドというか先鋭的な新しいジャズを
リリースしたのですが、二年足らずで倒産したようです。 だから日本で復刻盤を発売、
というニュースが流れたときは、みんな狂喜乱舞したものです。 しかし期待外れの迷盤も
そこそこ ありました。
ジャケットのデザインと写真は ほとんどがフランク・ガウナという人が手掛けているので
イメージはワンパターン。 しかし独特の知性を感じさせるデザインで、魅力があります。
そのなかから 10選を ごらんください。


Max Roach We Insist! Candid 8002
『We Insist ! / Max Roach』 CJM 8002
バーのカウンターで黒人三人が こちらを見つめている、というか ほぼにらんでいます。
バーテンダーは もっと怪訝な顔つき。 このジャケットを初めて見たときは、これでも
レコードジャケットなの? と思ったものです。 サブタイトルがフリーダムナウスーツ。
ピアノレス、場違いではないかと思うコールマン・ホーキンスが参加。 オラトゥンジって
だれやねん? アビー・リンカーンも加わって、なにもかもが異様な怪作です。



Richard Williams New Horn In Town Candid CJM-8003
『New Horn In Town / Richard Williams』 CJM 8003
1985年に 54歳という若さで亡くなったリチャード・ウィリアムスの唯一のリーダー作
典型的なアメリカの集合住宅を歩く彼。 大切なトランペット、ケースに入れないで持ち
歩かんやろ! とツッコミを入れましたが、ジャケットは王道過ぎるぐらいのレイアウト。
名前とタイトルの色使い、わたしの大好きな二色です。



Don Ellis How Time Passes... Candid 8004
『How Time Passes... / Don Ellis』 CJM 8004
わたしのドン・エリスに対するイメージは、なにか わけのわからない演奏をするビッグ・
バンド好きのトランペッター。 本作はカルテット、でもピアノのジャッキー・バイヤード
はアルトもプレイしています。 ジャケットのペインティングはタイトルを具現化したもの。
「How Time Passes」 は、まさにキャンディドレーベルの象徴のような曲です。



Charles Mingus Presents Charles Mingus Candid 8005
『Charles Mingus Presents Charles Mingus』 CJM 8005
この作品もピアノレス。ミンガスの世界に対する攻撃的精神が表現されているアルバム。
これを聴いてジャズを心から楽しむなんてことは、はなから考えていない。 つまり “楽”
がありません。 本作がジャズ喫茶で流れていたとき、聴き手は全員うなだれている。
そんなイメージしか思い出せません。



Cecil Taylor The World Of Cecil Taylor Candid 8006
『The World Of Cecil Taylor』 CJM 8006
前衛ジャズの権化、セシル・テイラーにアーチー・シェップが加わって(2曲のみ)、
最強のアヴァンギャルド作になりました。 というと敬遠気味になりそうですが、曲に
よっては(スタンダード曲、ヘントフに言われてしぶしぶ入れた?)聴けるものもあり。
ジャケットしては、手の打ちようがないほど常識的すぎるデザインです。



Steve Lacy The Straight Horn Of Steve Lacy Candid 8007
『The Straight Horn Of Steve Lacy』 CJM 8007
これもピアノレス、キャンディドはピアノレス好きだなぁ。 ヘントフの好みなのかなぁ。
曲はセシルとモンクがずらり。 わたしがなんとか聴けるのはパーカーの 「Donna Lee」
ジャケットデザインは工夫していない、フランク・ガウナ手詰まりの作?



Clark Terry Color Changes Candid 8009
『Color Changes / Clark Terry』 CJM 8009
この作品、かなり聴きやすいアルバムですが、わたしの好みじゃない編成のオクテット。
ジャケットはデザインを勉強している学生のレベル。 しかも塗りが雑すぎます。
1960年という時代は、こんな感覚が斬新で新鮮だったのですね。



Toshiko Mariano Quartet Candid CJS-9012
『Toshiko Mariano Quartet』 CJM 8012
チャーリー・マリアーノと蜜月の時期のツーショットを恥ずかしげもなく使っています。
それでいてアナログで持っていたい、ある種の風格をも兼ね備えているジャケット、
ストーリーヴィルの彼女の作品とともに、手放せない作品であることは確かです。



Phil Woods Rights of Swing Candid 8016
『Rights Of Swing / Phil Woods』 CJM 8016
この作品もオクテット! ウッズが全曲作曲し、アレンジも担当しています。 時代を
反映した独特のアンサンブルが心地よい? ジャケットの写真が そのままストレートに
サウンドとして聞こえてくる わかりやすい作品です。



Booker Little Out Front Candid 8027
『Out Front / Booker Little』 CJM 8027
ブッカー・リトルは本作を録音した6ヵ月後に亡くなっています。 国内盤を持っている
のですが、ほとんど聴かない典型盤(?)の一枚です。 持っているだけで良い作品。
リトルのアンサンブル・アレンジのニュアンスが、どうにも苦手で楽しめないのです。


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