Jazz Classic Audio Life

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ブルー・ミッチェル、いいなぁ

ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell・午年)が1979年のきょう5月21日に
49歳という若さで癌で亡くなっています。
彼の演奏スタイルは、アルバムによってファンキーになったり、渋いプレイに
なったり、あきらかに変化しています。 でもいつもスムースなトーンで魅力に
あふれているのです。 下記で取りあげたアルバムはどれもすてきです。


Blue Mitchell Down With It
『Down With It !』 Blue Note BST 84214
1965年の何月のことか、とにかくはじめのころ、前年にホレス・シルバーのバンドが
解散になったのでミッチェルは自分のバンドを結成し、来日(記録にない)したのです。
ところは東京新宿のピット・インに、ふらっと入ってきたミッチェル。 おりしも
22歳の若い日野皓正氏がステージでプレイしていたのです。 入ってきたミッチェルを
意識してか、ヒノテルは自作で気に入っていた 「Alone, Alone And Alone」 をメンバーに
目配せして演奏しはじめました。 曲想はあのベニー・ゴルソンがクリフォード・ブラウンを
偲んで書いた 「I Remember Clifford」 にちょっぴり似て、しっとりしたバラードです。
でも後半から すこしテンポがはやくなったあと、エンディングはまたスローになり、
余韻を残しながら すーっと幕を閉じる。 すばらしい曲です。
ブレイクタイムになったとき、ミッチェルが ヒノテルに、
BM  “いまのは すてきなチューンだね。 おれもプレイしたくなったよ”
それに こたえて ヒノテルが、
TH “サンキュー、いい曲だろ。 譜面を見るかい?”
BM “いいのかい? (楽譜を見ながら) フムフム”
TH “じつは まだレコーディングしていないんだ”
BM “いやぁ、気に入ったよ。 おれの新しいアルバムに入れたいぐらいだ”
TH “かまわないよ、そんなに気に入ってくれたのなら”
BM “そうかい。 じゃぁ、帰国したらさっそくレコーディングするよ”
TH “サンキュー。 この譜面でかまわないなら持って帰ってくれていいよ”
BM “こちらこそサンキュー。 きっといい仕上がりにしてみせるよ” (シャンシャン!)

ほどなく帰国したブルー・ミッチェルは 1965年7月14日にこの曲を録音したのです。
日野氏自身は 3ヵ月半遅れて 1965年の11月1日にベルリン・ジャズ祭で初録音。
2回目はリーダー作としての録音、1967年の11月16日のことでした。

かつて わたしも新宿ピット・インに いちどだけ行ったことがあります。
ここで ヒノテルとミッチェルが、そんなやりとりをしたんだ、と感慨にふけりながら
だれかは忘れましたが、ライブ演奏を聴いていました。



Blue Mitchell  Blue Soul Riverside RLP 1155
『Blue Soul』 Riverside RLP 1155(12-309)
わたしが、ブルー・ミッチェルのレコードのなかで、オリジナル盤を手放して
いちばん後悔しているアルバムは 『Blue Soul』 です。
演奏はアンサンブルアレンジを含めてすばらしいのですが、ジャケットの造りが、
がっしりしていて、なんともいえず ジャズっていう雰囲気がムンムンなのです。
わたしが所持していたレコードは ステレオ盤で、音場の拡がり方がすごく良くて、
スタジオ内で聴いているような 臨場感があります。 MDに入れて楽しんでいます。
「Nica's Dream」 が大好きな曲です。



Blue Mitchell The Thing To Do Blue Note BLP 4178
『The Thing To Do』 Blue Note BLP 4178
「Fungii Mama」 のカリプソ風。 ファンキーなミッチェル。 コリアもいい。


Blue Mitchell Blues Mood Riverside RLP 336
『Blue's Moods』 Riverside RLP 336
出だしの 「I'll Close My Eyes」 からすばらしい。 いぶし銀のミッチェル。


Horace Silver Blowin The Blues Away Blue Note BLP 4017
『Blowin' The Blues Away / Horace Silver』 Blue Note BLP 4017
名曲ぞろい。 シルバーの傑作に応えたミッチェルも最高のプレイ。


Junior Cook Juniors Cookin Jazzland JLP 58
『Junior's Cookin' / Junior Cook』 Jazzland JLP 58
佳作盤。 Ken Deardoff のジャケットデザインが気に入ってます。

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