Jazz Classic Audio Life

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ドヴォルザークのチェロ協奏曲

アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák・丑年)が
1841年のきょう9月8日に生まれています。 より正確な発音ではドヴォジャークと
なるのですが、なかなかこの表記が使われる気配はありません。
ドヴォルザークには尿毒症と進行性動脈硬化症の既往があったそうですが、亡くなる
一か月まえに再発し1904年5月1日、意識を失い亡くなりました。 直接の死因は脳出血
ということで、62歳でした。
わたしは、彼の作品をあまり聴いてはいません。 有名な 『交響曲第9番 ホ短調 作品95 B.178 新世界より』 と、ここで取りあげる 『チェロ協奏曲 ロ短調 作品 104 B.191』
ぐらいしか知りません。 とくにチェロ協奏曲はジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャッキーの演奏が
有名だから聴いたようなもので、彼女の存在を知らなかったら聴いていなかったでしょう。


Jacqueline du Pre Dvorak Cello Concerto Teldec 8573-85340-2
『Cello Concerto / Jacqueline du Pré』 Teldec
チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ
指揮:セルゲイ・チェリビダッケ スウェーデン放送交響楽団
1967年11月26日 ストックホルムにて録音

この曲の第一楽章は、主役のソリストがなかなか登場しないことで有名です。
おおよそ開始から 4分近くかかるといわれています。 この盤では 3分42秒
かかっています。
ライブ録音なので、ピアニッシモの音を録りきれていないところが残念です。
しかしジャッキー 22歳の才能あふれんばかりの演奏はすばらしいのです。
銘器ダヴィドフから紡ぎ出される音色は、ジャッキーの心の叫びです。
終楽章クライマックス、聴き手の心が ふるえてくるほどの感動が生まれます。



Jacqueline du Pre Dvorak Cello Concerto EMI Classics 5 55527 2
『Cello Concerto / Jacqueline du Pré 』 EMI Classics
チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ
指揮:ダニエル・バレンボイム シカゴ交響楽団
1970年11月11日 シカゴ メディナ寺院にて録音

夫のバレンボイム(27歳)の指揮で演奏したジャッキー。 彼女は25歳。
第一楽章のジャッキーの登場はチェリビダッケ盤に比べて 10秒はやい3分32秒です。
ただし楽章全体ではチェリビダッケ盤より 1分13秒も短いのです。
この楽章は、なんとなく急いだ感がマイナスになっている印象を受けます。
終楽章、クライマックスの盛りあげ方も、もうひとつ迫力不足です。
評論家から多くの賛辞を得ている演奏ですが、わたしにはやはりバレンボイムの
凡庸さが感じられて、(この 2枚であれば)チェリビダッケに軍配をあげます。
この録音の翌年には、16年にも及ぶ闘病生活を強いられることになる多発性硬化症の
兆候が天才の手の指先に出てくるのです。

ジャッキーは、死の床でシューマンの
『チェロ協奏曲 イ短調 作品 129』 を聴いていた
そうです。 この曲も彼女の演奏で聴くことができる、わたしの大切な愛聴曲です。


Jacqueline du Pré
ロンドン ロイヤル・フェスティバル・ホールのグリーン・ルームにて

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