Jazz Classic Audio Life

ジャズ、クラシック、オーディオの想いを日々綴ります。   ブログ内で お探しのキーワードを右の枠に入力して GO ⇒

ちょっとだけワーグナー

ワーグナー・トリスタンとイゾルデ

ドイツの作曲家ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner・酉年)が
128年前のきょう1883年2月13日に69歳で亡くなっています。
彼はロマン派の歌劇王といわれるほど、数多くの歌劇、楽劇を残しています。
彼は反ユダヤの思想を持っていたため、後年、ワグネリアンだったヒトラーがユダヤ人
排斥に、ワーグナーの音楽を利用したこともあります。 指揮者フルトヴェングラーも
ナチスに利用された音楽家の一人です。

わたしがワーグナーをよく思わないことの理由(音楽ではなく人物)に、
彼は交流のあった指揮者ハンス・フォン・ビューローの妻、コジマ(作曲家リストの娘)を
寝とり、こども(イゾルデ)まで産ませていることにあります。
のちには、コジマは夫ビューローと別れてワーグナーと再婚はするのですが…
ビューローはワーグナーと袂を分かって、ブラームス派になります。
よくクラシック音楽界で、ワーグナー派とブラームス派ということをいいます。
お互いに犬猿の仲であることは周知の事実です。 これは、このようなワーグナーの
気質のことにも由来しているのですが、音楽作曲上のことに端を発しているのです。

音楽評論家の吉田秀和氏の本に “ヴァーグナーの音楽には、それ以前の音楽での
意味での形式感は、ほとんどまったく欠如している。 (中略) ブラームスは、それを
危機としてうけとった。 そうして、音楽をもう一度、感情のほしいままの奔流とせず、
音に造形された構成の芸術にもどそうとする”-吉田秀和著 LP300選より引用-
世のワグネリアンには叱られそうですが、ワーグナーの音楽がなくても、わたしは
まったく困ることがありません。 (攻撃的なコメントは、かんべんしてくださいね)


フルトヴェングラー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)1886年1月25日~1954年11月30日

クラシック評論の先生方が大推薦する、フルトヴェングラー(戌年)が指揮した1952年録音、
楽劇「トリスタンとイゾルデ」 のCDを持っていますが、聴くのはいつも第一幕への
前奏曲 と 愛の死 だけです。 楽劇「ワルキューレ」のなかの ワルキューレの騎行も
おもしろいけれど、映画「地獄の黙示録」で聴いてそう思ったにすぎません。(失礼)
ワグネリアンの方々、ご安心ください。 先述のLP300選からふたたび引用すると、
“しかし、ヴァーグナーは、絶対に、きかなければならない。 それでなければ、
ブルックナー、マーラー、R・シュトラウスはいうまでもなく、ドビュッシーの
『ペレアス』、(中略) 逆の現われ方としてのストラヴィンスキーの『春の祭典』も、
みんな、ある大切な体験を素通りしたうえの新音楽になってしまう” だそうです。


↓よろしければクリックを↓

スポンサーサイト

Comment

ktdchon says... "ジャズは、いいものです"
einishi2 様
コメントありがとうございます。
きのう、WOWOWでジミースミス(オルガン)のライブ映像が放送されていました。
すばらしい演奏でした。オルガンジャズもたまに聴くのもいいものです。
つぎは何の記事をアップしようか、考え中です。
2011.02.16 14:39 | URL | #- [edit]
einishi2 says... "ジャズライフうらやましいです"
ワーグナーの記事もいい意見いただきました。
またJazzの内容はとてもうらやましいですね。
レコードの数、コレクションといいいいですね。

Jazzで人生狂わせるような美しい人に遭ってみたいです(笑い)
2011.02.15 21:16 | URL | #WoMvb3NU [edit]
ktdchon says... "そういった読みですか"
einishi2 様
たびたびコメントありがとうございます。
ワーグナーの音楽は、音楽界のみにとどまらず、思想や政治の世界に
大きくかかわっているのですね。パトロンになったルートヴィヒ二世も
ワグナーに心酔したあまり、人生が大きく変化したようですね。
だから、ワーグナーは、わたしにとってとっつきにくい存在です。
2011.02.14 09:58 | URL | #- [edit]
einishi2 says... "あたらしい感情の時代"
今読みかけの本の中でドイツを含むヨーロッパの歴史を読んでいますが
ワーグナーはナポレオンがフランス革命によって新しい感情の時代に再突入した
状況が音楽にも影響したのではないかとふと思いました。

形式、調和というのは宗教戦争の30年戦争後のドイツ(プロイセン)の疲弊による
平和主義がもたらした宗教はどうでもよい厭戦感が国民の中にあったそうですから。
(30年戦争によってドイツの国民は人口が1/3の600万人になったそうです)
その後、再びフランスでは国民は感情で革命を起こし、他の国とちがうモチベーションの
高い国民国家という時代になったと。

すいませんあまり関係ないかな。ちょっと歴史の横串が気になって。コメントしました。


2011.02.13 14:08 | URL | #xyyekUkk [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://jcalife.blog.fc2.com/tb.php/25-f4c13b75