Jazz Classic Audio Life

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五味康祐氏の 魂の叫び

五味康祐(ごみ やすすけ・酉年)氏の著作、「ベートーヴェンと蓄音機」
(ランティエ叢書) について 少し書いてみます。 彼は1980年の4月1日に、
なんと 58歳で亡くなっています。 彼は観相学の権威でもありましたから、
ご自分の死期を あまり誤差なく言い当てました。


五味康祐 ベートーヴェンと蓄音機

彼のこの本は、1967年から1980年までに書かれたものをまとめ、1997年に
出版されました。 内容は、まさに壮絶であり赤裸々で 氏の魂の叫びともいえる
画期的な渾身のエッセイ集です。
芥川賞の時計を質入れする話、不倫の末 妻を里に帰す話、相手の女性の自殺、
氏自身の運転による人身事故の話。 こんなことが書けるのか、驚嘆と慟哭。
そしてベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタと 後期弦楽四重奏曲に対する
だれもが描けない愛情と、それにからみつく氏自身の人間臭さ。


五味康祐

音楽を愛する方法は、おおげさにいえば、その人の生き方の表れだと思いますが、
五味氏ほど深く 己の心を吐露する人を わたしは知りません。
さぁ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 作品106、109、110、111 をバックハウス、
ケンプ で、弦楽四重奏曲作品 131 をスメタナ、カペー で聴いてみましょう。


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