Jazz Classic Audio Life

ジャズ、クラシック、オーディオの想いを日々綴ります。   ブログ内で お探しのキーワードを右の枠に入力して GO ⇒

守安祥太郎の生涯

これは目的のレコード(後述)を聴いてからアップするべきだったかもしれないと、
いま思っているところです。 というのも、守安祥太郎氏(子年)の生涯のドキュメント、
「そして、風が走りぬけて行った」(講談社刊) を十数年まえに読んで感動し、
その感想を書いたとしても、肝心の彼の演奏を聴いていなければ、ちゃんとしたもの
ではないからです。 しかし、やはり書きたい気持ちは抑えることができません。
著者の植田紗加栄氏という方がどんな人物なのかよくわからない。 5年の歳月を
かけて いろいろな関係者に取材をし、守安祥太郎氏の人物と その謎の死を
500ページを超える大部の本に著しました。


守安祥太郎・本

ショパンの難曲を かるがると弾きこなし、サンバの曲を後ろ手で弾く、というような
(モーツァルトの真似のような)曲弾きをした、または、渡辺貞夫氏は守安氏に憧れ、
楽器はちがうが師と仰いでいた、そしてなんといっても 「モカンボ・セッション」
ときの、ほんとうにくわしいエピソードは、読み手を釘づけにします。 この本には
昭和30年前後の興味あふれるジャズ史の物語が いっぱい詰まっています。
いままでわたしたちは、守安氏を伝説のジャズ・ピアニストとして、なにも知らずに
棚の上にあげていただけでした。
それが、この本によって彼の生きざまが いきいきと目のまえに浮かんでくるのです。
ますます 「モカンボ・セッション」 を聴かなければ、という思いでいっぱいです


守安祥太郎・モカンボ
『The Complete Historic Mocambo Session '54』

1954年7月、横浜伊勢佐木町にあるクラブ「モカンボ」で三日間に及んだ
ジャムセッションのうち、最終日28日の午前零時から明け方までの演奏が
当時ジャズファンだった 岩味 潔氏によって紙テープで録音されていました。
そして21年後に 「ロックウェル(ポリドール)」 というレーベルでレコード化
されたことで、はじめて陽の目をみることになります 。守安祥太郎の演奏は
唯一この音源しか残されていません。 (現在LP,CDともに入手困難)


守安祥太郎

そのセッションの翌年1955年9月28日午後9時すぎ、守安祥太郎は山手線目黒駅
内回り電車に飛び込み、自殺。 10月6日になって弟が遺体を確認しました。
遺書はなく、動機は不明のまま、31歳の若い命を散らせてしまいました。


↓よろしければクリックを↓

スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://jcalife.blog.fc2.com/tb.php/36-338e1454