Jazz Classic Audio Life

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Waltz For Debby / Bill Evans

Bill Evans Waltz For Debby
★★★★★
『Waltz For Debby』
Riverside RS 9399
1961年6月25日 Village Vanguard, ニューヨークにてライブ録音
Bill Evans(p) Scott LaFaro(b) Paul Motian(ds)


Side-1
1.
My Foolish Heart
2. Waltz For Debby
3. Detour Ahead
Side-2
1.
My Romance
2. Some Other Time
3. Milestones

ちょこちょこ読ませていただいている 「レコードとオーディオの部屋」 の
“ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤???” の Vol.17 を見て
ショックを受けています。
リバーサイド盤のセンターレーベルの BILL GRAUER PRODUCTIONS INC. が
塗りつぶされているイッシューは海賊盤、という話。
以下が MORE さんの記述です。
“海賊版(盤)といえば 「Waltz for Debby」 にも海賊版(盤)がある。 ラベルを見ると
一目瞭然。 黒テープラベルの下の 「BILL GRAUER PRODUCTIONS INC.」 の
文字が銀色で塗りつぶされている。 たしか80年前後に日本のどこかが作らせて
輸入したレコードで僕自身購入したことはないが音質的には非常に悪いような
話を聞いた”


Bill Evans Waltz For Debby Riverside RS 9399 Label

以上のことを踏まえて所持している 『Waltz For Debby』 を じっくり聴いてみました。
まさに BILL GRAUER PRODUCTIONS INC. が塗りつぶされている盤なのです。
音質のことを述べるまえに、MORE さんの記述では “たしか80年前後に日本のどこかが
作らせて輸入した(後略)” とあるのですが、わたしが手に入れた時期は たぶん
70年代はじめだと記憶しています。 けっこう年数は ずれていると思います。
さあ、音質です。 はっきり言って、わたしは かなり良いと思っています。
ところがです。 CD で聴くことが多いからか 「My Foolish Heart」 のイントロの
あの 2音が、1音しか聞こえないのです。 頭のなかでは 2音だと記憶してしまって
いるのでしょう。 これには参りました。
タイトル曲の 「Waltz For Debby」 は問題なく、いつ聴いても足でリズムを刻みます。
「My Romance」 ではエヴァンスがテーマ演奏を終えベースとドラムスが入ってくる
ところで、ぞくっと体が震えます。 ジャズを聴く醍醐味が これなのですね。
ラストの 「Milestones」 のエンディング、客の笑い声もリアルで空気感は ばっちり。
しかし、オリジナルステレオの RLP 9399 か、せめて初期の OJC盤を入手して問題を
クリアに しなければ… 嗚呼!

塗りつぶし盤に関して、情報を お持ちの方は ぜひ ご教授ください。 コメントを
お待ちしております。

※以下は 2016年12月13日の追加記述です。
Bill Evans Waltz For Debby RS 9399 Label
ヤフオクで本作の RS 9399 (オリジナルの RLP 9399 ではない!)が 2016年12月に
30,500円で落札されたのを見て驚きました。 期待を持ってターンテーブルにのせて
驚くのではないでしょうか。

さらに2012年に ある店で BILL GRAUER PRODUCTIONS INC. 塗りつぶし盤が
12,000円で販売され購入した御仁がおられます。 真相を知ったら どうなんだろう。

※以下は 2017年1月2日の追加記述です。
BILL GRAUER PRODUCTIONS INC. 塗りつぶし盤がヤフオクで、なんとなんと
23,000円強!で落札されました。 後悔しないかなぁ。

※以下は 2017年5月31日の追加記述です。
またまたヤフオクで本作の RS 9399 (オリジナルの RLP 9399 ではない!)が
2017年5月に “奇跡の1枚!新品未開封シュリンク” と銘打って出品。
な、な、なんと 160,000円で落札されました!!!
『446W 50th ST』 というブログの管理人さんによると “RS規格 9000番台のレコードは
センターずれ(偏芯)が多いとのことですが、当盤(RS 9399)も例に漏れず大きく
偏芯しています” とのこと。 ほかにも多くのブロガーが同じ意見を言われています。
偏心したレコードは、かなり音に影響が出るのは経験済みの方が多いのでは・・・
大金をはたいて勉強、というには あまりにも高額すぎましたね。


Waltz For Debby / Bill Evans(Analog)
Waltz For Debby / Bill Evans(Analog)






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Comment

ktdchon says... "Re:RS-9376(2)"
cherubino 様

なんだか迷路に入り込んで、まさにさまよえる子羊になったようです。

いつも愛読?させてもらっている JAZZDISCO.org によると RS-9376 の記載があります。

http://www.jazzdisco.org/riverside-records/catalog-300-series/#rlp-376

RLP-376 と RLP-9376 がまず最初にラファロ追悼盤として発売され
RLP-399 と RLP-9399 がそこそこ経ってから発売された?

その後、再発時に問題の RM と RS になったのでしょう。
399に比べて人気の点で 376 や 9376 は枚数がかなり少なくプレスされた?
そうこうしているうちに ORPHEUM 傘下になったのではないでしょうか?

こんなところではないのか、と思うのですが・・・
2017.01.13 11:51 | URL | #- [edit]
cherubino says... "RS-9376(2)"
ktdchon 様
いつもながらお返事ありがとうございます。
やはり「RS-9376」はご覧になったことがないですか。
うーん。
「RS-9376」をお持ちと書いておられたサイトの方に
メールで確認をお願いしましたが
結局、「RLP-9376」だったというお答えをいただきました。
『Sunday』盤は、「RLP」が主で
『Waltz』盤は、「RS」が多い・・・
というのも、ちょっと矛盾してますね。
『Waltz』盤が出た時期と
「RS」「RM」への番号移行が重なった
ということしか考えられませんが、どうでしょう。
2017.01.12 12:52 | URL | #tHX44QXM [edit]
ktdchon says... "Re:RS-9376"
cherubino 様

コメントありがとうございます。

おっしゃるように RS-9376 はオークションなどで見かけませんね。
それを証拠づけるように下記のサイトにも記載がありません。

https://www.discogs.com/ja/Bill-Evans-Trio-Featuring-Scott-La-Faro-Sunday-At-The-Village-Vanguard/master/104372
2017.01.11 14:09 | URL | #- [edit]
cherubino says... "RS-9376"
ktdchon 様、こんにちは。
突然なんですが・・・
「RS-9399」はオークション等でもよく見かけるのですが
「RS-9376」はいくら探しても見つかりません。
「RLP-9399」の場合とは違って
「RLP-9376」の方がよく見かけるほどです。
今、比較視聴に使おうといろいろあたっているのですが
画像すらヒットしません。
もし何か情報がありましたらご教授ください。
2017.01.10 12:47 | URL | #qbIq4rIg [edit]
ktdchon says... "Re:"
ずっとエバンス様

コメントありがとうございます。

録音したテープを切り張りするために、まずコピーしてそれをレコード用に4本のリールに
分けます。これがワークパーツで、RLP 9376 と RLP9399 の二枚分の両面になるのです。

そしてワークパーツを保存しておくために、またそれのコピーを作って、それをひんぱんに
レコード作りに使用する。これが RS 9376 と RS 9399 だと思われます。

このコピーを作るときに、どちらかのリールがテープのはずれが悪く音揺れを起こした。
オープンリールレコーダーを使ったことがある人なら、少なからず経験済みだと思います。

これが考えられる、いちばん信憑性のある話しだと思います。
2017.01.09 09:39 | URL | #- [edit]
ずっとエバンス says... ""
ktdchon様、さっそくのコメントありがとうございます。RS9399についてはよく分かりました。ご紹介いただいたMW2004も探してみます。RS9399もかなり高価ですがやっぱりRLP9399がオリジナルなんでしょうか?
2017.01.08 20:29 | URL | #mQop/nM. [edit]
ktdchon says... "Re:"
ずっとエバンス様

コメントありがとうございます。

ほんとうに悩ましい作品ですよね 『Waltz For Debby』 っていうのは!
同じRSでもレーベルデザインが二種類ありますよね。
RIVERSIDE の文字の下に STEREOPHONIC と書かれたものは
RSとしてのオリジナル盤だと思います。

塗りつぶし盤はRS 9399 の下に STEREO と記されています。
日本ではないにしても(海賊盤ではないと信じたい)いったいどこで作ったのやら。
そして音がざらついているような気がします。

わたしがいちばんオリジナルに近いだろうと思うアナログ盤は

http://jcalife.blog.fc2.com/blog-entry-699.html

これだと思います。
2017.01.08 16:11 | URL | #- [edit]
ずっとエバンス says... ""
こんにちは。いろいろ辿ってこちらに参りました。私の家のワルツ・フォー・デビィも実は塗りつぶし盤なのですが、RS9399はオリジナルではないとの情報元をお知りでしたら、是非ご教授いただけたらと思いコメントさせていただきました。初心者的発言であいすみません。
2017.01.08 14:38 | URL | #L8IwlReY [edit]
ktdchon says... "Re:"
musicomania 様

コメントありがとうございます。

まさか日本で創られた盤ではないと思います。
リバーサイドが倒産した前後のプレスだと思います。
ただ、銀の印刷が技術的に劣っているのは確かで、
「My Foolish Heart」 のイントロが1音しか
聞こえない、など謎の盤であるのも事実です。
2012.09.02 10:55 | URL | #- [edit]
musicomania says... "はじめまして"
はじめまして。こんばんは。
僕も気になっておりました…。同じラベルのLPを持っております。
お店の人によると「STEREO初版より遅いプレス」のようなお話でしたが、実際どうなのでしょうか?
塗りつぶしについては買ってから気付きました…。
突然のコメントすみませんです。
2012.09.02 01:14 | URL | #mQop/nM. [edit]

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