Jazz Classic Audio Life

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マイルス、ジャンキー時代の傑作

Miles Davis Dig Prestige PRLP 7012
★★★★★
『Dig』
Prestige PRLP 7012 → Victor SMJ-7571M
1951年10月5日 録音
Miles Davis(tp) Jackie McLean(as/except 2-2) Sonny Rollins(ts)
Walter Bishop(p) Tommy Potter(b) Art Blakey(ds)


Side-1
1. Dig
2.
It's Only A Paper Moon
3. Denial
Side-2
1.
Bluing
2. Out Of The Blue

昨日の 『In A Silent Way』 の録音を遡ること17年4ヵ月余り前、『Dig』 が誕生しました。
ブログで この作品を けなしている記事を よく目にするのです。 “評論家の某氏が著書で
薦めていて鵜呑みにするファンが多い” とか “ロリンズの調子が悪い” “音が悪い” など
確かにロリンズのリードが狂っていたり、「Denial」 のソロでは いきなり音程を
はずしていてお説の通り という部分もあります。 音質に関して言えば、ハイファイは
もちろん無理としても1951年にしてはリアルに録られていて、良い部類の録音だと
思うのです。

本作は演奏を記録したことに意義があるというか、ハードバップ・ジャズの真髄が如実に
捉えられている傑作だと思っています。 なので この作品の ほんとうの良さを味わえない
方々は、そういったことにとらわれて聴きこんでいないのでしょう。 残念なことです。
そして本作のベストトラックが 「Bluing」 であることに異論を唱える人は少ないでしょう。
マイルスのソロには少しミストーンっぽい音もあるのですが、それは ほんの些末なこと。
ふたつのソロは ほんとうにすばらしい。 マイルスはブラウニーやリー・モーガンのように
流麗でもなくテクニックに裏打ちされているわけでもないのですが、不思議なことに何度も
聴きたくなる すてきなプレイなのです。
「Out Of The Blue」 もいい演奏です。 唯一のスタンダード 「It's Only A Paper Moon」 は
唄物好きなマイルの、数年後の “in' シリーズ” の片鱗を思わせる快演。


Dig+2 / Miles Davis
Dig+2 / Miles Davis

決定版 プレスティッジ・ブック 全シリーズ収録
(ジャズ批評ブックス)
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