Jazz Classic Audio Life

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聴くのが辛い愛聴盤

Bill Evans His Last Concert In Germany West Wind 0022
★★★★☆
『Bill Evans“...His Last Concert In Germany”』
West Wind 0022
1980年8月15日 Bad Hönningen, ドイツ にて録音
Bill Evans(p) Marc Johnson(b) Joe LaBarbera(ds)


Side-1
1.
Letter To Evan
2. Yet Never Broken
3. Laurie
4. Bill's Hit Tune
5. Knit For Mary F.
Side-2
1. The Day Of Wine And Roses
2. Your Story
3. But Beautiful
4. If You Could See Me Now
5. Waltz For Debby

当日録音された他の曲
11. Who Can I Turn To
12. Theme From M*A*S*H
13. Five
(『The Last European Concert Complete Bad Honningen Performance 1980』 に収録)

1980年の夏8月、ビル・エヴァンスはヨーロッパ・ツアーの最後にドイツはライン地方の
バッド・フーニンゲンという温泉地にいました。 地元の建築家フリッツ・フェルテンスが
切望したライブが、エヴァンス51歳の誕生日前日に実現したのです。
ライブが終りエヴァンスはフリッツからメッセージ入りの銀の腕時計を贈られたのですが、
持ち帰ることなく、帰国してしまいました。 心身ともにボロボロだったのでしょう。
その夜の録音が本作で、彼が亡くなって9年が経ち、West Wind レーベルからリリース。
全曲壮絶な記録です。 一ヵ月後に亡くなってしまう人物とは とうてい思えない気力。

「Letter To Evan」 のソロの流麗さを なににたとえよう。 リリシズムの極みの表現。
「Yet Never Broken」 ではタイトルどおり、壊れる寸前。 とても苦しそうな演奏です。
ジャケット裏に載せられたエヴァンスの写真は、疲れきった表情で悲しさを誘います。
だけど曲は続き、美しいメロディの 「Your Story」 になるのですが、エヴァンスは限界。
「If You Could See Me Now」 も 「Waltz For Debby」 も聴きとおすには、あまりにも辛い。
このような状況下で精魂を使い果たし演奏を終えたエヴァンス。 見事、と言ってあげたい。
そしてベストトラックの 「Letter To Evan」 を もういちど聴いて冥福を祈ります。

*B面1曲目の Days がなぜかジャケットやレーベルには Day と表記されています。

The Last European Concert Complete Bad Honningen Performance 1980
Bill Evans

The Last European Concert Complete Bad Honningen Performance 1980
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Comment

ktdchon says... "Re:"
saheiji 様

コメントありがとうございます。

レコードで購入したときはジャケットに惹かれました。
ビル・エヴァンスはなんでも買って聴いていましたが、
晩年のなかではいちばん辛い作品。
しかしアナログ盤は手放さないつもりです。
今回ひさしぶりにじっくり付き合いました。
2012.09.04 15:54 | URL | #- [edit]
saheiji says... "いや~、これは本当にすごいアルバムですね"
たまたま、小ブログにとりあげたばかり
やはり、これに注目した方がいらっしゃるんですね。
私はBill's Hit Tuneがいいです。
2012.09.03 20:20 | URL | #- [edit]

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