Jazz Classic Audio Life

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エヴァンス畢生の名演

Bill Evans Easy To Love Victor VIJ-6365
★★★★★
『Easy To Love』
Riverside → Milestone → Victor VIJ-6365
(1-1)1956年9月27日 (1-2)1958年12月15日
(1-3, Side-2)1962年4月4日 録音
Bill Evans(p)
Teddy Kotick(b/1-1) Paul Motian(ds/1-1)


Side-1
1. No Cover, No Minimum
2. Some Other Time
3. Easy To Love
Side-2
1. Danny Boy
2. Like Someone In Love
3. In Your Own Sweet Way

エヴァンスの死後、1981年に追悼盤として Milestone からリリースされた二枚組LPの
『Conception』 のうちの一枚を日本で単体として出したのが本作なのです。
つまり未発表音源だけをまとめたものを日本で追悼盤第二作として発売したのです。
当時エヴァンス・フリークは狂喜したものです。

盟友ラファロを亡くした失意から、サイドメンとしての録音はあるものの、リーダー
としては 9ヵ月間もスタジオから遠ざかっていたのです。 エヴァンスはソロを希望し
ピアノに向かう。 ラファロのイメージを 「Danny Boy」 に重ねて、たんたんと
メロディを紡ぎます。
某有名評論家が著書のなかで評して “演奏は完全に破壊している。 曲も壊れている。
だがそれ以上にエヴァンスが壊れている。-中略- しかも それはミス・トーンや
構成力の欠如というよりも音楽が どこにも向かっていかない絶望、そしてついには
諦感のレヴェルに達する。-中略- そこには閃きも持続性もない”

・・・どう聴けば こんな感覚を抱き、的外れな評論が書けるのか不思議でなりません。
この 「Danny Boy」 のプレイほどエヴァンスが身を削った名演傑作は ないのです。

他の三曲(1962年4月録音)のソロについても氏は “《ダニー・ボーイ》 ほど
無力ではないが 「弾きたくないなあ」 「つまんないなあ」 という声が聞こえてくる。
困ったなあ” ですと!?
「In Your Own Sweet Way」 ではラファロへの想いを吹っ切って、明るささえ見事に
表現しているのが わからないんですかねぇ。 評論を生業としているなら、しっかり
聴きましょうよ。

ベストトラックは もちろん文句のつけようがない 「Danny Boy」 です。
四曲合わせて 『Alone』 や 『Alone(Again)』 よりも大事に大事に聴くべき名演です。


Easy To Love / Bill Evans(180g 12 inch Analog)
 Easy To Love / Bill Evans(180g 12 inch Analog)

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