Jazz Classic Audio Life

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The Village Vanguard Sessions / Bill Evans

Bill Evans Village Vanguard Sessions Milestone MSP-47002
★★★★★
『The Village Vanguard Sessions』
Milestone MSP-47002
1961年6月25日 Village Vanguard, ニューヨークにてライブ録音
Bill Evans(P) Scott LaFaro(b) Paul Motian(ds)

Side-1
1. My Foolish Heart(Afternoon Set 1)
2. My Romance(Afternoon Set 2–take 1-)
3. Some Other Time(Afternoon Set 2)
Side-2
1. Solar(Afternoon Set 2)
2. Gloria's Step(Evening Set 1–take 2-)
3. My Man's Gone Now(Evening Set 1)
Side-3
1. All Of You(Evening Set 1–take 2-)
2. Alice In Wonderland(Evening Set 2–take 2-)
3. Porgy(Evening Set 2)*Does not appear on LP configuration
Side-4
1. Milestones(Evening Set 2)
2. Detour Ahead(Evening Set 3–take 2-)
3. Waltz For Debby(Evening Set 3–take 2-)
4. Jade Visions(Evening Set 3–take 2-)

11年ぶりに わたしの手元に帰ってきたビル・エヴァンスのヴィレッジ・ヴァンガード・
セッション、マイルストーン盤 2枚組。 録音当日のオリジナルテープから作られた
ワークパーツを使っているのか否かを再確認 したくて、オークションで落札 しました。
ようやくの なつかしい再会です。

当日の実際の演奏では、Side-1、Side-2、Side-3 の三面で 2曲目と 3曲目が つづけて
演奏されているのです。 つまりつながっているのです。 1973年に この 2枚組を作った
目的はオリジナル2枚を そのまま復刻するのではなく、当日の演奏の流れを できるだけ
再現したかったのでしょう。(2003年?には LPで、2005年?には CD で全曲を
演奏順に再現しています)

さあ、問題の音に関してですが、これは、まちがいなくワークパーツを使っています!
「My Foolish Heart」 や 「My Romance」 に音の揺れは ありません。
※(「Gloria’s Step –take 2-」 の 2分43秒あたりのテープの たわみは、残念ながら
存在するので、これはワークパーツにも あるのではないかと思います)
ただし、1986年発売のビクターの CD、VDJ-1536(ワークパーツ使用)と同じく
ラファロのベースがセンター寄り(完全にセンターにいるわけではなく 11時方向。
正しいとされているのが 10時くらいの方向でしょうか)に処理されています。

ただ ここから、またひとつ問題を見つけました。
Fantasy が復刻 したアナログ盤 OJC-210-RLP9399(1985年発売・2009年再発売)を
注意深く聴きなおしてみたところ、ラファロのベースがセンター寄りになっていて
Milestone 盤や VDJ-1536 とポジションが同じなのです!
ほかの手持ちのアナログ①と CD ②~④ はどうか…
① Waltz for Debby(Riverside RS 9399 センター・ラベル BGP 塗りつぶし)
② The Complete Riverside Recordings(Fantasy Riverside RCD-018-2 12枚組 1984年)
③ The Complete Village Vanguard Recordings, 1961(Concord Riverside 3RCD-4443-2
3枚組 2005年)
④ Waltz for Debby(Concord Riverside OJC-32326 2010年)
以上四作、ラファロは左寄りにいます。 ちなみに ②以外は すべて音揺れが存在します。

Milestone 盤のアナログ・リマスター(1973年)を行ったのはマイク・リースという人物。
VDJ-1536 のデジタル・トランスファー(1985年)を行ったのはジョー・ガストワート
とダン・ハーシュと いう人たち。 12年の時を越えて処理されたものが、なぜこんなに
似通っているのか? 彼ら三人はオリジナルのマスター、つまりワークパーツを用いた。
根底から覆すようですが、ラファロはレフト寄りではなく、センター寄りに立っていた?
初出のオリジナル盤、RLP-9376 と RLP-9399 を お持ちの方に叱られそうですが…

しかし この Milestone盤、音質は申し分ないものです。 のちの OJC盤といい勝負!
三者のダイナミズムのバランスが、いままで聴いたなか(オリジナルは未聴)でも
最高の部類です。 ただ、冒頭に書いた曲間のつながりの部分、せっかく三か所が
連続しているにもかかわらず、フェードアウトで ぶった切ってしまっています。
それと、客の笑い声や食器の音が若干抑えられています。

さいごにセンター・ラベルに関して。 写真をよ~く ごらんいただきたいのですが、
今回入手したのは左の盤で Fantasy の記述が ありません。 一般的には右の
ように Distributed by Fantasy Records と印刷されています。 つまり本盤が
作られた 1973年の前年にマイルストーンはファンタジーに買収されたのです。
にもかかわらず、その記載がない。 買収まえに印刷 したラベルを まちがえて
使ってしまった、希少?盤なのですね。


Bill Evans Village Vanguard Sessions Milestone Label Bill Evans Village Vanguard Sessions Milestone Fantasy Label

※2015年8月6日 追記
RLP 9376 オリジナル初出番をお持ちの方に伺うことができました。
テープの たわみによる音揺れ・歪は あるそうです。 これにて一件落着!


Sunday At The Village Vanguard Keepnews Collection / Bill Evans
 Sunday At The Village Vanguard Keepnews Collection / Bill Evans

Waltz For Debby+4 / Bill Evans
 Waltz For Debby+4 / Bill Evans

The Complete Village Vanguard Recordings, 1961 / Bill Evans
 The Complete Village Vanguard Recordings, 1961 / Bill Evans

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