Jazz Classic Audio Life

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Roulette の佳作ジャケット

Roulette Label 1 Roulette Label 2

ひさびさにジャケットの佳作を ご紹介いたします。 ルーレットです。
1956年、モーリス・レビーとフィル・カールによって設立された、どちらかというと
ポピュラーやフォークソング、ラテンを中心にリリースしていたニューヨークの会社です。
ジャケットは お世辞にも洗練されているとはいいがたく、アーティストにも偏りが多い。
そんななかでも、わたしが いいなぁと思うジャケット 10選を ごらんください。


Pearl Bailey A Broad Roulette R-25012
『A Broad / Pearl Bailey』 R-25012
タイトルは “海外へ”、ここでは “あちこちへ” って楽旅の意味合いでしょう。
パール・ベイリーを中心にバンドが楽器を携えて船旅・・・こんど戻ってくるのは いつ?
写真が大仰すぎて、しかも色合いも濃厚すぎて切なさが希薄になったのが惜しい。



Canta Maya A Long, Long Kiss Roulette R-25052
『A Long, Long Kiss / Canta Maya』 R-25052
おおむかし、このレコードは、そのボーカリストの名前がキャンタ・マヤということで
特殊な扱いを受けていたものです。 わたしは本作を聴いたことはないのですが、音的には
ごく普通だということらしいです。 それにしてもジャケットデザインは熱が入っていない、
というか あっさりしすぎて、売る気が あったのか怪しいものです。



Valerie Carr Evry Hour Evry Day of My Life Roulette R-25094
『Ev'ry Hour Ev'ry Day of My Life / Valerie Carr』 R-25094
いいジャケット写真ですねぇ。 ヴァーヴには このように雰囲気たっぷりのジャケットが
多いのですがルーレットには ほとんどありません。ヴァレリー・カーは、ジャケ写の美人を
思い浮かべてはいけません。 黒人で、ちょっとソウル気味に歌い、すこしクセがあります。
本作は部屋の片隅に飾っておきたい、癒しの一枚です。



Jazz Maverick Jack Teagarden R-25119
『Jazz Maverick! / Jack Teagarden』 R-25119
トロンボーンの朝顔に T の字。タイトルは “ジャズ一匹オオカミ”。 へたなジャケット
デザイナーなら、ほんとうにオオカミを使ったことでしょう。
しかし、字をかたどった小道具を使わず、もっと すなおにシンプルに仕上げれば
もっとスマートなジャケットに なっていたことでしょう。



Wanda Stafford In Love For The Very First Time R-25140
『In Love For The Very First Time / Wanda Stafford』 R-25140
一時期、あらそって このレコードを みんな探し求めたものです。 もちろんジャケットの
ワンダの表情に惹かれてのことでした。 でした、というのは、求めては みたものの、
あまりボーカル的に満足のいくデキではない作品だったという結果に終わったのでした。
ビル・エヴァンス参加か? というコメントをいただきました。



Dee Lawson Round Midnight Roulette R-52017
『'Round Midnight / Dee Lawson』 R-52017
ミア・カーペンターが描くイラストが魅力の白人美人ボーカリスト、ディー・ローソン
が歌った隠れ人気盤。 おそらくデビュー作にして唯一のアルバムだと思われます。
ただ、画風が内容とは ちょっとズレがあるような気もするのですが・・・



Kitty White Sweet Talk Roulette R-52020
『Sweet Talk / Kitty White』 R-52020
カメラマンはメルヴィン・ソコロスキー。 これもいい写真ですね。 “甘い囁き” です。
キティ・ホワイトは 1923年生まれですから、本作は 35、6歳の絶頂期の録音です。
まさにジャケ買いするボーカル・ファンも いたことでしょう。



Maynard Ferguson Message From Birdland Roulette R-52027
『A Message From Birdland / Maynard Ferguson』 R-52027
メイナード・ファーガソンはルーレットに多数の作品を残しています。 派手なハイノート
の音色が好まれていた時期がありました。 写真はレン・ギトルマンの作、レトロな感覚が
時代を感じさせます。 バードランドのライブで まとまりには欠けますが、めずらしい
ジョー・ザヴィヌルのハードバップなピアノソロが聴けるのが うれしい。



Harry Edison Patented By Edison Roulette R-52041
『Patented By Edison / Harry “Sweets” Edison』 R-52041
B♭のトランペットを分解して並べるだけでジャケットにしてしまう。 こういうことを
思いつくシンプルさ。 デザイナーとして大事なことだと思います。 わたしもトランペット
を持っていた時期があって、もちろんアマチュアながら吹いていたので掃除をするときは、
こんなふうに分解してオイルを各部分に塗っていました。 すると ピストンがスムーズに
動くのです。 なんのこっちゃ、チャンチャン!



Cora Lee Day My Crying Hour Roulette R-52048
『My Crying Hour / Cora Lee Day』 R-52048
むかしから気になっていたジャケットなのですが、レコード自体は持っていないので
ネットで 「Trouble Is A Man」 を聴いてみました。 噂にたがわずビリー・ホリデイの
そっくりさんでした。 こんなに大きな砂時計、砂が落ちる長~い時間、彼女は むせび
泣いているのでしょうか。 たそがれた雰囲気の、これも好きな写真です。


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Comment

ktdchon says... "Re: LPTIME RECORDS"
cherubino 様

さらなるコメントありがとうございます。

YouTube でワンダの曲を何曲か聴きましたが、
「I Only Have Eyes For You」ではオープニングから
ピアノで入りますが、ビル・エヴァンスとは思えません。
よほど気がのらない仕事だったのですかねぇ。
Joe Berle の話も不思議ですね。

ところで cherubino さんはハンドルネームから察するに
モーツァルトの『フィガロの結婚』が お好きなのでしょうか?

こちらこそ、これからも よろしく お願いいたします。
2015.11.25 11:13 | URL | #- [edit]
cherubino says... "LPTIME RECORDS"
ktdchon様
今回は心温まるお返事をいただき、ありがとうございます。
ワンダ・スタッフォードは、このあと1990年代に復活し、これまでに『Live at Pearl's』(2005)や『Something Cool』(2012)といった4枚のアルバムを発表しているそうです(何歳?)。ちょっと低い声で、よくクリス・コナーに似ているといわれていますが、この『In Love For The Very First Time』は非常に若い頃のものなので、どちらかと言えば素人の学生さんが歌っているような、ちょっとぶっきらぼうなところがあって、それが魅力という人もあるでしょう。ビル・エヴァンスのクレジットは、「LPTIME RECORDS」から出た復刻CDにあるものです。「LPTIME RECORDS」は、いわゆる美女ジャケ盤を紙ジャケ仕様で復刻するのがポリシーのレーベルで、調べてみると結構たくさん出してますね。
『Chet Baker Introduces Johnny Pace』のピアノは元々「Joe Berle」とあり、かなり以前からエヴァンスの変名と言われています。でも最近、自分のサイトで調べてみたのですが、Joe Berleという名前のニュー・ジャージ生まれのピアニストは、実在したようなんです。いろいろ謎はつきません。(今後ともよろしくお願いいたします。)
2015.11.24 18:13 | URL | #/.OuxNPQ [edit]
ktdchon says... "Re: Evans?"
cherubino 様

コメントありがとうございます。
『In Love For The Very First Time』は何年くらいまえでしょうかオリジナルも国内盤も手にすることはできませんでした。
したがってエヴァンス参加?とは初耳です。当時そのような噂は流れませんでした。
貴重なご意見です。いやぁCDを買って確かめなければいけませんね。
『Chet Baker Introduces Johnny Pace』は持っていませんが、エヴァンス参加らしいですね。

また、ご訪問いただき、お気軽にコメントお寄せくださいませ。
2015.11.23 12:00 | URL | #- [edit]
cherubino says... "Evans?"
おはようございます&(こちらでは)はじめまして。いつも楽しみに見させていただいております。
今回、Wanda Stafford『In Love For The Very First Time』をご紹介いただきましたが、2011年頃に「LPTIME RECORDS」から再発売されたCDでは、演奏者にビル・エヴァンスの名前がクレジットされていました。他の資料ではほとんどそのようなことは無視されているので、偶然にも先週、何か情報がないかと1995年に出た東芝EMIのLP(TOJJ-6010)を購入してみました。が、寺島靖国氏のライナーノーツにも当然ながらそのようなことは書かれていませんでした。『Chet Baker Introduces Johnny Pace』(RLP 1130)よりは、ピアノの音はよく聴こえています。第5曲の「The Most Beautiful Words」あたりでは、エヴァンスを感じるという人もいるようですが、どうなんでしょうか?
「一時期、あらそって このレコードを みんな探し求めたものです。」とは存じませんでした。まあ、非エヴァンス盤だとしても、せっかく買ったものですからLPだけでも部屋に飾っておきましょうか。
2015.11.23 10:02 | URL | #/.OuxNPQ [edit]
ktdchon says... "Re:"
キタサン様

コメントありがとうございます。
ルーレットのジャケット選びはむずかしかったです。
国内盤でもっているのは平凡なものばかり。
むかし廃盤屋で見た覚えのあるものや、
スイングジャーナル誌で見た記憶をひっぱり出し、
てんやわんやでした。

『Patented By Edison / Harry “Sweets” Edison』の
オリジナル盤ゲットおめでとうございます。
2015.11.22 19:03 | URL | #- [edit]
キタサン says... "追記です"
ハリー・エディソンのパティンティッド バイ エディソンのオリジナルを見つけたので購入してしまいました。(笑) ちょっとプチパチはありますが ハイノートの雄叫びが凄いです!

こちらのブログでの紹介が無ければ見過ごすどころでした。有難うござます。

私も久しぶりにトランペットの分解掃除をしました(笑)
2015.11.22 18:40 | URL | #- [edit]
キタサン says... "疎って…"
こんにちは。 ルーレットは今まで余り縁がなく枚数も多くないのですがキティ.ホワイトは持っています。

それにしても楽器は絵になりますよね。(美女も良いけど)

初期のルーレットは黒地のセンターレーベルで面白みがないですけど冒頭に挙げられたセンターレーベルはいかにもルーレットって感じですね。途中オレンジとピンク半々のセンターレーベルがあったのですが ちょっといただけなかったです(笑)

色々参考になりました。
2015.11.22 07:55 | URL | #- [edit]

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