Jazz Classic Audio Life

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New Conversations / Bill Evans

Bill Evans New Conversations Warner Bros. BSK 3177
★★★★★
『New Conversations』
Warner Bros. BSK 3177
1978年1月26日~28日、30日、2月13日~16日 録音
Bill Evans(p, rhodes piano)overdubbing himself

Side-1
1. Song For Helen
2. Nobody Else But Me
3. Maxine
4. For Nenette
Side-2
1. I Love My Wife
2. Remembering The Rain
3. After You
4. Reflections In D

ジャケットの下辺のところに Monologue Dialogue Trialogue と印刷されています。
直訳すれば、独白、対話、鼎談(ていだん)ということでしょう。
エヴァンスがピアノという愛すべき すばらしい楽器で、ひとりで演じきったのが本作です。
わたしは あるときまでオーバーダビングという行為を毛嫌いしていた時期がありました。
なぜなら、それは ひとりで行う作業ではなく、多人数で演奏すればいいわけで、創られた
感が強くイメージされてしまうからでした。
だからエヴァンスの前二作の多重録音も、聴く機会が少なかったのです。

というわけで本作も手に入れたのは数年前のことでした。 久しぶりに訪れた馴染みの
廃盤店に状態の良いオリジナル盤が入荷していて、値段は憶えていませんが安かった!
いまでもヤフオクでは安値でも入札は なかなかないようです!

しかし、これが きっかけで多重録音の呪縛(大げさ)から解き放たれたのです。
オープニング、プロデューサーのヘレンに捧げた 「Song For Helen」 を聴いてください。
アコースティックとフェンダーローズの きらびやかな音の重なり。 そのあとに出てくる
三音の 「My Romance」 を思わせるようなテーマがあり、つづくソロは ふたつの楽器の
文字どおり、対話が繰りひろげられます。 これを計算して演奏するのは並大抵のことでは
うまくいきません。 もうひとりの自分を想像してタイミングを計るのですから・・・

さてベストトラックですが、「Maxine」 もいいし新しい妻ネネットに捧げた 「For Nenette」
も、アコースティックのみの 「Reflections In D」 もクラシック的で いいのだけれど、
ベストはジェローム・カーン作曲の 「Nobody Else But Me」 できまりです。
※レーベルには Andrew Sterling, Bartley Costello(パブリック・ドメイン) と記載されています。
見事なテンポとリズムで、体が自然にスイングしてしまうチャーミングな演奏です。


New Conversations / Bill Evans
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Comment

ktdchon says... "Re: この作品好きです"
taketone 様

コメントありがとうございます。

最近、taketone さんに倣ってエヴァンス作品のレビューを中心にしようと思っています。
エヴァンスを究める、というか、やはりエヴァンスに還るというか・・・
結局、偉大なんだなぁ、と感じる今日このごろです。
2016.02.15 08:44 | URL | #- [edit]
taketone says... "この作品好きです"
こんにちは。私もこの作品好きです。テンポが自在に伸び縮みしていて、エヴァンスらしい作品ですね。
ワーナー時代の作品は素晴らしいものが多いと思うのですが、
状態の良いオリジナルにはなかなか巡り会えなくなってきました。
ktdchonさんのブログ、いつも楽しみにしながら拝見させて頂いております。
これからも宜しくお願い致します。
2016.02.14 12:57 | URL | #- [edit]

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