Jazz Classic Audio Life

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A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 1 & 2 Blue Note 1521 1522

A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 1 Blue Note BLP 1521
★★★★★
『A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 1』
Blue Note BLP 1521 → GXK-8099M

Side-1
  Introduction by Pee-Wee Marquette
1. Split Kick
2. Once In A While
3. Quicksilver
Side-2
  Introduction by Art Blakey
1. A Night In Tunisia
2. Mayreh

A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 2 Blue Note BLP 1522
★★★★★
『A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 2』
Blue Note BLP 1522 → GXK-8100M

Side-1
  Introduction by Pee-Wee Marquette
1. Wee-Dot
2. If I Had You
3. Quicksilver -alternate master-
Side-2
1. Now's The Time
2. Confirmation
  Finale:Pee-Wee Marquette

当日、ほかに演奏された曲
11. Our Delight(未発表)
12. Lou's Blues(BNJ-61002、Mosaic MR5-104に収録)
13. Blues(LNJ-70091、BNJ-61002、Mosaic MR5-104に収録)
14. The Way You Look Tonight(LNJ-70092、BNJ-61002、Mosaic MR5-104に収録)
15. Lullaby Of Birdland(未発表)


1954年2月21日 Birdland, ニューヨークにてライブ録音
Clifford Brown(tp/except “If I Had You”)
Lou Donaldson(as/except “Once In A While”)
Horace Silver(p) Curly Russell(b) Art Blakey(ds)


わが愛読書にして常に かたわらに置いている行方 均氏監修の 「21世紀版ブルーノート・
ブック」 のなかで氏は奇妙な ことを述べておられる。 それは本作の紹介のページで、
“ステージは21日 深夜11時から翌朝 3時まで2セットが行われたが、演奏のみならず、
名物 MC、ピー・ウィー・マーケットの異色ある司会ぶりから、エンド・テーマの 「バード
ランドの子守唄」 に至るまで、レコードには この夜の 「場」 の全てが収められている。
こうしたドキュメント・タッチの構成が、本作の感動を よりビビッドに伝えることともなった”
えっ、なんと!「バードランドの子守唄」 はフィナーレで演奏されたが、いまだに未発表
のままなのです。 氏がおっしゃっているのは 「Mayreh」 や 「Confirmation」 のあとに
編集で くっつけた ほんのちょっとだけ出てくるフェード・アウトで終わる おまけのような
部分を指しているのでしょう。
実際にはラストに演奏した 「Quicksilver」 のあとにテーマとして演奏しています。 なので、
これはトラックの体を なしていないものなので、氏が書かれた上記の表現は いただけない。

それは さておき、この日、彼らが これだけの演奏を残していなかったら、アルフレッド・
ライオンの依頼でヴァン・ゲルダーが録音を していなかったら、ジャズ音楽史上とてつも
ない損失になっていたことは、まちがいありません。

メンバー構成でいうと、ブレイキーは よくぞアルト・サックスのルー・ドナルドソンを
起用してくれたものだと思います。 このライブを聴いているとテナー・サックスでは絶対に
合わないということが わかってくるのです。 ライオンによるキャスティングだったかも
しれません。 ドライブ感にあふれた曲が多いので、ルードナのように速いパッセージが
うまいプレイヤーが活きてくるのです。
本作録音の約四ヵ月まえにトランペットがケニー・ドーハム、ベースがジーン・ラミーで
ほかは本作のメンバーと同じで、しかも同じバードランドでライブ録音を行っています。
「Split Kick」 も演奏しているので ならし運転というかリハーサルだったのかもしれません。

いつものことながらクリフォード・ブラウンの、アイデアが泉のごとく あふれるソロは
完璧で圧倒的です。 ほかに数多いるトランペッターは彼に及ぶべくも ありません。
さらにホレス・シルヴァーの曲創りのうまさに脱帽します。 「Split Kick」 「Quicksilver」
「Mayreh」 とまったくすばらしい。 二月とはいえ、滂沱たる汗を流しながら懸命に演奏
していたことでしょう。(ビデオで汗っかきなホレスを見たことがあります)
そしてもう一人、手綱を しっかり引き締めてバンドをリードする御大、ブレイキーが
いたからこそ、この傑作が生まれたのです。 彼はそれだけ挌上のドラマーなのです。

当時のメンバーの年齢は、クリフォード23歳! ドナルドソン27歳、ホレス25歳、
カーリー・ラッセル36歳、ブレイキー34歳。 そしてライオン45歳、ことし8月25日に
91歳で亡くなったヴァン・ゲルダーは29歳。 古き良き時代だったのですね。


A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 1
 A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 1

A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 2
 A Night At Birdland With The Art Blakey Quintet Volume 2

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