Jazz Classic Audio Life

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Empathy / Shelly Manne & Bill Evans

Bill Evans Empathy Verve V6-8497
★★★★☆
『Empathy』
Verve V/V6-8497
1962年8月14日 録音
Bill Evans (p) Monty Budwig (b) Shelly Manne (ds)

Side-1
1. The Washington Twist
2. Danny Boy
3. Let's Go Back To The Waltz
Side-2
1. With A Song In My Heart
2. Goodbye
3. I Believe In You

わたしはシェリー・マンのリーダー作を一枚も持っていません。
サイドマンとして もっぱら聴くのはウエスト・コースト作品ではなく
ビル・エヴァンスとの共演の2作です。 マンは これを聴いているだけで
並のドラマーでないことが はっきりわかります。
たとえば世評で こきおろされている 「The Washington Twist」 のエンディング近い
部分のマンの小気味良いドラミングは さすがだと思います。
同じことは 「Let's Go Back To The Waltz」 にも言えます。 アップテンポになってからの
わくわくするようなブラシさばきが見事です。 スネアとタムの響きがとてもいい。
うまく調整しているのですね。

※以上は 2011年6月11日の記述です。

いまは亡きジャズ評論家の YN氏が著書で本作のことをかなりこきおろしておられましたが
その評価を全面的に否定します。 とくに 「The Washington Twist」 を “笑うしかない曲”
と表現されていることは、まったくもって的を射ていません。 アレンジが お気に召さない
のでしょうが、わたしに言わせればエヴァンスの素養がこのユーモアになったのだと思う。
さらに 「With A Song In My Heart」 の “前衛ジャズごっこ” に至っては、高い才能の
レベルを誇る二人だからこそ、こういう表現になったのであって “前衛” とはいえません。

わたしが選ぶベストトラックは 「Let's Go Back To The Waltz」 で、テンポが自由というか
自在さが、ほんとうに見事です。 YN氏はその点も気に入らないようですが・・・
彼が推す 「I Believe In You」 もおもしろいアプローチで すばらしい演奏ではあります。

まぁ本作はエヴァンスもさることながら、マンのドラミングの上手さに “ハッ” とし、
すばらしいドラム演奏はジャズにとって重要なものだと思い知らされる作品なのでした。



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