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Jazz Classic Audio Life

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The Moment / Kenny Barron

Kenny Barron The Moment Reservoir RSR CD 121
★★★★☆
『The Moment』
Reservoir RSR CD 121
1991年8月22日 録音
Kenny Barron (p) Rufus Reid (b/except 3)  Victor Lewis (ds/except 3)

1. Minority
2. Fragile
3. Silent Rain
4. I'm Confessin'(That I Love You)
5. Jackie-ing
6. Tear Drop
7. The Moment
8. Soul Eyes
9. How Deep Is The Ocean

ジャズ喫茶店メグの店主で、ジャズ評論家として著名な寺島靖国氏が絶賛されていたので
求めて聴いてみました。 それがもう20年以上前のこと。 氏とはそれ以前に手紙のやりとり
をしたことがありました。 ジョニ・ジェイムスの日本での公式ファンクラブを立ち上げる、
とおっしゃていたので、情報や状況のやりとりをしたのですが、氏は けっきょく断念され
連絡もなくなってしまいました。 そんな折、ジョニ研究家の高木寛文氏と知り合い、彼の
労作 「A Dear Joni Letter」 に寄稿させていただいたりしてコレクションや全録音の情報
などを共有したりしていました。 高木氏は DIWからリリースされたジョニの邦盤LPの
ライナーノートを担当されたりもしていたのです。
同時期、漫画家で やはりジョニ研究家の橋本孤蔵氏とも知り合いになりました。

いやぁ まったく本作とは関係のない話に なってしまいました。

寺島氏が好まれる特徴が満載の佳作だと思います。 90年代を代表する演奏スタイルと
曲の構成。 ジャズ喫茶店(最近ではあまり見かけないので寂しいですが)映えする作品。
冒頭ジジ・グライス作曲の 「Minority」 のスピード感で ぐっとこころを鷲づかみにして
スティング作の 「Fragile」 では文字通り “こわれもの” らしさを見事に表現しています。
「Silent Rain」 ではソロ・ピアノを愉しませ、「Jackie-ing」 はセロニアス・モンクの
独特の不安感を披露。 自作のタイトル曲「 The Moment」 はラテンリズムの軽快な曲想。
そしてベストトラックはマル・ウォルドロン作の 「Soul Eyes」。 マルが創る なんとも
切ないというか不思議な空気が たまりません。 むかしよく通ったランサー101が あった
馴染みの喫茶店で、濃い目の珈琲を飲みながら煙草を燻らす(いまは吸ってはいませんが)
そんな光景が浮かんでくる すてきな演奏です。
ラストは味わい深い演奏のスタンダード 「How Deep Is The Ocean」 でピシャっと締める。
あと共演者でいうと随所に光るルーファス・リードのベースソロが聴きごたえありです。

最後に本作最大の欠点、それは買う気が失せるジャケットデザイン。 だから廃盤なのか。



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